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アメリカ入国手続きが5分で済むGlobal Entry Card

Global Entry Cardを取得したのは 2015年だった 。有難みを直後の旅行で味わうことはなかった。 それが、2021年12月と2022年3月に海外旅行を終えて入国した経験からすると、手続きに要する時間を圧倒的に短縮できた。 2021年12月はロンドンから直行でオースティン着 2022年3月はミュンヘンから直行でシカゴ着 殊にミュンへンからシカゴに午後7時半くらいに到着して、荷物を取り、オースティン便に再チェックインしてトラムに乗って国内ターミナルに移動し、セキュリティチェックを済ませて出発10分前に着席できたのはGlobal Entry Cardがあったからである。到着が遅れたために、乗り継ぎの時間は1時間ちょっとしかなかった。が、諦めずに速足で移動した。実は乗り遅れた時のためにヒルトンホテルを予約しておいた。 両方とも、入国の列に並ぶ必要はなく、専用のキオスクに行って画面に表示される顔のラインに自分の顔を合わせて立つと即座に入国データがプリントアウトされて、それを出口の担当官に渡すだけ。ほんの5分で手続きが済んだ。空港が込み合っている時には救いの神さまだが、あまりの顔認証のテクノロジーの効果に怖い気もする。しかし、隠し事もないので便利さを取ることにしている。 2015年にできたばかりのカードとパスポートを持って係官と一緒に何度か練習した時とは雲泥の差がある。米国市民、永住権保持者で Global Entry Cardの申し込みをしたい人はこのウェブサイトからスタート。
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Merry Christmas and Happy New Year

 

Amy Chua , イェール・ロー・スクール教授の逆襲

 2011年出版の Battle Hymn of the Tiger Mother(タイガー・マザー)でエイミー・チュア教授は世界的に有名になった。 from Amychua.com 専門分野とは関係のない中国式スパルタ教育の是非で世間を騒がせた。二人の娘さんをハーバードとイェールに入れる事ができたので何を言っても許させる立場だったろう。 子供に有無を言わせず、ゴールに突進させるやり方が目に余ると批判をした人が少なくなかった。 私はエイミー・チュアの タイガーマザー には格別興味はなかったが、彼女が書いた Political Tribeには興味があって読んだ。 人種間の軋轢は何故発生して、それが政治とどのようにかかわりをもつのか知りたかった。アメリカのノー天気な「デモクラシーと市場主義」の外交方針を批判していて、なるほどと納得することが多かった。 現在、アメリカでは人種間の緊張があるのはご存じの通り。そういう環境下で彼女はアメリカのアカデミアで最高峰に立っている。彼女自身によればイェール・ロースクールの教授陣の中でアジア人は一人だけだという。 そういう彼女(学界セレブ、スレンダーな美人教授。法曹界や政界にも繋がりを持つ)が4月に入って、「アルコール付きのディナーパーティーを自宅で学生たちに提供した。また、small group leader (少人数の学生を専属で面倒を見る、メンター制度のようなものらしい)のリストから外された」と本人の知らない所で情報が洩れて、学内新聞に書かれた。 「どうでもいい、どうせ、そんなにやりたいわけじゃないし」と彼女はコメントした。 問題がアルコールを提供したことか?  大学から先生方に「Covid-19の問題があるので、集まりをするな」というようなお達しがあって、それを破ったのか?  彼女の言い分も、学部長の決定理由も、学内新聞もそれぞれ部分的なので、本当のところは分からない。アカデミア・ゴシップという感じがなきにしもあらず。 しかし、アルコール付きディナーの問題は今年に入っての問題ではなく、既に起きていて大学側と「そういう事を今後はしません」という約束をしているのだそう。また、同じロースクールで教えるご主人もセクハラ問題で2年間の教授停止を受けていて、決して学生がいる場所に顔を出してはいけないことになっているとも言う。 彼女は「悪いこ
 

アメリカの大学教授がすごい勢いで日本を研究しているという話

アメリカのかなりハイランクのMBAの学生二人とあれこれ話している時に、どういう話題だったか、多分、人口とGNPの話からだったと思うが、 「アメリカの大学教授がすごい勢いで日本について研究をしているよ」 と言う。 「それはまたどういう風の吹き回しで?」 と聞くと、 「日本で起こっている問題、その中の人口の問題、移民問題を研究して間違わないようにしないと、同じことが他の国でも起きるから」 と答えた。 「それとは別に100年じゃなくて、1000年以上も続いている和菓子屋さんとか、変える事に価値を見出さずに延々と同じことを続けてビジネスを成立させているのは驚嘆すべきこと。経済を教えている学者からすれば一体全体どうなっているんだ、経営者もお客も不可思議だ。その行動経済をリサーチしたいんじゃないかな」 なるほどね。日本人からすれば代々のお得意さんと共にずーっとそうやってきた、という事だけど短期でガッポリ儲けることばっかり考えているMBAの人なんかには分からない行動様式で、そういう在り方は結構クールなんだろうな。  

世界的コンサルタント会社マッキンゼー謝罪。そして料金($43million)払い戻し

  マッキンゼーの謝罪について、ニューヨークタイムズは見出しに "McKinsey Issues a Rare Apology... " と書いた。(2020年12月8日記事) 彼らが個人、企業、社会に謝罪をすることはごく稀の出来事と理解されてきたのだろう。しかし今回ばかりは国民の間にオピオイド中毒が蔓延しているのを重篤な問題とは捉えずに(捉えたとしても見ぬふりをして)売り上げを伸ばすことに加担し、問題が明るみに出てくると証拠隠滅を図ったと糾弾された。 流石に、この期に及んで否定をするのは問題が大き過ぎるという判断をしたのだろう。 そうこうするうちに翌12月9日の ファイナンシャルタイムズ や他のニュースに、今度は南アフリカに$43millionの支払われた料金を払い戻すと再びマッキンゼーの芳しからぬ記事が出た。 前政権と癒着、汚職の問題があった現地の会社とのビジネスに「irreguralities (違法行為とは断定されていない)」が見られたという。他に会計監査のKPMGもやり玉に挙がっているという。 これから詳細が明るみに出てくるのでだろうが、このようなスーパーエリートのグローバル企業もリスクを取ってギリギリの線でビジネスをしないと大きな儲けが出せないのだろうか、という疑問が湧いてくる。一線を越えるか、越えないか慎重になるかは担当者がリスクを取るか取らないかの判断になるのだろう。  

Venn Diagram(ベン図)を使ったキャリア適正分析

Don McMillanはコメディアンをしている。声が大きくて、顔も大きくて(Zoomだったので全体のプロポーションは分からないが)話すのが早い。 スタンフォード大学で電子工学の修士を収めたバリバリのエンジニアでマイクロプロセッサーのデザインをしたり、AT&TのBell Labで働いていたこともある。しかし、今はバリバリのコメディアンだ。 IEEE(米国電気電子学会)のローカルチャプターの年末パーティーにZoomで登場して笑わせてくれた。聞き手が皆、理工系の人(私はそういう人の傍で聞いていた)なので内輪で盛り上がるインサイドジョークの感があった。先ず自己紹介、”nerd”と”geek"の違いで入った(殆どの聞き手はgeekだと自負しているだろう)。 それに続いて”Venn Diagram Career Choice”という話で大笑い。キャリア―選択のセミナーなどでは、 自分が好きな事 パッションを感じられる事 得意な事 高サラリーを得られる事 などをチャート化したり、自分の性格を分析してENTP(試したら私はこれだった)で、それなら現場監督が合うとか、そんな手法でキャリア適正を探ろうとする。 元エンジニアのコメディアンはこんなチャートを用意した。 弁護士は飲酒スキルと対人能力がある人。逆に持ち合わせないとできない。 人事は無情でOCD。いちいち人の感情に付き合うようならバッサバッサとレイオフなんかやっていられないだろう。 セールスは飲酒能力が必要かどうか。現況ではどうだろうか。対人能力は絶対的に必要。 数学能力があって、OCDなら会計士。 問題解決能力と対人能力があるならマネージメント。これがないとマネージメントは無理だろう。納得。 エンジニアでは種類は様々だが基本、問題を解決したい人で数学的能力が要求される。 これを全部ひっくるめたのがコメディアンと彼は結論づけた(ここで笑いを取った)。 よく見ると、SalesとHuman Resouceを除いた他の職業は専門の教育を受けないと難しい。