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Austin, Texasの会社をたたみ、サブリースの希望者を募集中

テキサスひらめの名前で書いた「ブルシット!Bullshit!」と、 Tomoko Hetheringtonの名前で出した絵本  Cooper's Adventures, Escape to Austin をどのように売ったらいいのか、それだけを考えていた、4月の前半までは。 ところが突然、降って湧いたように、長年(25年)暮らしたテキサスを離れてオハイオ州に引っ越すことになった。そして、決まるが早いか4月の末にオースティンから、州都のコロンバスの郊外ダブリンまでドライブしてアパートを決めた。 会社のパートナーで、かつ人生のパートナーが新しい仕事に就いたからだ。コロンバスから帰ってきた私の今の仕事はオフィスを畳み、家具の一部と本や必需品を荷造りする準備。オフィスのマネージメントの担当者に話すと、サブリースをしても良いが、自分たちはブローカーではないので、自分でサブリースしたい人を探してきなさい、と言われた。 どなたか、都合よく借りてくれる人はいませんか。Research BlvdやPalmer Ln, 620にアクセスの良い場所にあります。

子供のネット依存を正すためにスマホ使用禁止。一方、小学生がパイソンでコードを書く。

九州のある私立高校は、ネット依存症を心配してか、スマホ使用(PCも?)を禁止していると友達から聞いた。 同じ頃、オースティンの友達から小学校5年生の息子さんがパイソンを使ってプログラミングをしていると聞いた。ロボテックにも大いに興味を示して、キャンプに参加もしたと言う。 「生まれた時から、スマホやタブレット、コンピューターに囲まれているので、理数系/文系なんて区切りはなくて、プログラミングは言語の一つという感じ。全く違和感がないみたい。子供の学校は、宿題からプレゼンからネットで、中学生は全員ラップトップで授業を受けている」 とのこと。それが良いのか、どうかは別問題である。 大好きな野球と並行しての活動。息子さんにとっては当たり前の生活の一部で、夢中になってプログラミングをしていたとしても、それはネット依存とは別種のものだろう。こういう柔らかい頭の子供を相手にする先生も正直、大変だと思うが、このような子たちが次世代のテックビジネスの競争者となる。 どうも、日本のその学校のスマホ使用禁止はラインやSMNに時間を費やし過ぎるのと、いじめが理由らしい。危ないから一斉に止めさせるのは普通の人の欲望をモラルでコントロールしようとした禁酒法に似ている。大人はネット使用禁止で余った時間を読書や語学学習などに充てて欲しいと希望しているかもしれないが、その通りになったら、それも怖い。若者は基本、年寄り世代に刃向かって倒していく様にできている。 「マジやめたい」 と本人たちは思っていないはずだ。が、まともな子は成熟していくにつれて 「マジ、他の面白いことを探そう。つまんないチャットしてても仕方ないし」 と考えるに違いないし、石頭の大人と違って情報と上手に付き合って、新しいものを生み出していくに違いない。

4歳の子がテレビより本を選んだ

アメリカ/韓国のハーフの男の子に週に3時間、日本語で一緒に遊び、本を読んでやっている のだが、3回目は随分と慣れたらしく、 「こんにちは。アイスクリーム、おいしい?」 と言ったら、聞かなくても分かるだろう、という顔をして、英語のテレビアニメを消した。 持って行ったクレヨンで、車の絵を描いたり、手をトレースすると喜んだので、ついでに足もトレースしようと言うと、片方の靴下を脱いで紙の上に足を置いた。その後、犬を連れてきて、嫌がる犬の足形もとった。 夕方3時間、変なオバさん(婆ちゃん)がやってきて、一緒に遊ぶというのも疲れる話ではないだろうか。こちらは、一応バイト料程度のお金をいただくので、なるべく楽しく会話をさせたい。 「ミルクはおしっこ。お芋はウンチ」というような話題が彼にとっては楽しい話題らしい。このような話を何度もして、「どうして〜なの?」と繰り返し子どもに言われると、普通の母親は血圧が上昇して、 「はい。分かった。もうそれでいいでっしょ」みたいにして、遮ったりする。私もそうだった。ところが、婆ちゃんになると、 「そうだねー、口を開けて。口の中におにぎりが飛び込んで、お腹をぐるぐる回って、、、それから」 「それから、ウンチ!」 などという会話を何度も繰り返せるのが不思議だ。 絵本を読んであげると、やっぱり膝の上に乗ってきて、「これは何?」を何度も繰り返した。母親が来て、 「テレビを見る?」と聞いたけれども、それはしないで、ずっと本を読んで(読み聞かされて)、眠そうにしていた。テレビから聞こえてくる高ピッチの声より、トロトロした婆ちゃんの声の方が気持ちが良かったのかもしれない。時々、「ともこしゃん」と呼ばれて、くすぐったくて、嬉しくなった。

The 100 Companies to Work For by Fortune, March 15, 2016を解剖

トップ100の大学、企業などのリストがあると、どこが一番だろうと興味半分に見るのだが、今回はもう少し時間をかけて見てみた。 このリストは別に「儲かっている企業」「革新的な企業」とかではなく、社員が「明日も会社に行って働きたい」と思えるような企業のリストで、No.1はGoogleだった。 それはそうだろう、会社が儲かっていて、素敵なオフィスでご飯も出してもらえて、大切にしてもらえれば社員はハッピーこの上ないだろう。ところが、No2.はAcuty Insuranceという社員が1110人の保険会社。本社は渋く、ウィスコンシン州にある。聞いた事もない。 この中にはハイテク御三家のうちの二家Apple, Amazonがない。横綱から降格したIBM、製造業もほとんど入っていない。知らない会社ばかり。というので、数字を集めてみたら、こんな具合になった。 更によく読んだら、Fortuneのパートナー企業に調査をしたらしいので、小さな企業で楽しく働いていても、リストには入らず、また、「どうせ、そんな調査をしても、文句が出るばっかりだから、その、パートナーになんかならない」という企業もあるだろう。 どんな業界が社員がハッピーなのかと業種別に分けてみたら、1番がコンサルタント、会計会社、法律などのプロフェッショナル。会社がサバティカルなどさせてくれるものもあった。 2番はGoogle, Ciscoを含むテクノロジー 3番は病院を含む医療関係。弱者に寄り添ってローンを組んでやる会社も含めた金融業 驚いたことにはスーパーマーケットや車の販売会社もベスト100に入っている。高級ホテル4社も入っているが、航空会社はゼロ。マテリアル、製造業ではGore-Texの会社と、チョコレートのM&M製造のMarsの社員はハッピーらしかった。 雇用人数では二つのピークがあり、1000人〜3000人くらいの規模の会社が多かった。ある程度の規模が必要な小売、、高級ホテル、病院なども1万人代。バイオテックのGenentech, Salesforceもこの規模だ。Googleは53000人。Whole FoodsやNordstrom などは6万以上の社員を抱えているが、誰も10万、30万などの社員を抱えた上、小さな企業を買って、フィットしない社員を捨てて行く会社は誰も入

4歳の男の子に日本語を教える。人間の子もトリート(ご褒美)が必要

頼まれて週に1度3時間、4歳の男の子に日本語を教えることになった。 父親がアメリカ人、母親は韓国人だけれども、日本語もかなりできる人だ。日本語の先生は私が初めてではないらしい。誰か適当な先生を知らないかと聞かれて、週に1回くらいならと引き受けた。 日本語で一緒に遊んで彼が自然に言葉に慣れる。 本の読み聞かせ ビデオを見たり、食事をしながら話す というのが、3時間の過ごし方だった。 1回目は汽車を走らせたり、ガンダムみたいなおもちゃで遊んでいたのだが、そのうちに飽きてしまった。 考えてみれば、夕方6時から9時というのは子供だって疲れている。遊ぶなら、一人で集中して遊ぶか、友達と遊びたいだろう。変な言葉を話すオバさんが、そばで、 「赤い汽車を取ってきて」 「これは何?」 と話しかけてくるのは鬱陶しく、迷惑な話だろう。暫く遊ぶと、ウーっと言って会話を拒否するようになった。困ったな、と思っていたら、テレビのリモートコントローラーを差し出した。 「どこを押せばいいのかな?」と言うと、はっきりと日本語で 「ここを押すんだよ」と答える。押してみたが、スタートしない。 「どこかなあ」と言ったりもする。な〜んだ、ちゃんと日本語知ってるじゃないか。 何とか3時間を乗り切ったが、2回目は工夫をしようと思った。つまらないオバさん=日本語はいやだ、のパターンは避けたかった。そうだ、犬だって訓練の時にはトリートをもらう。それだ。小ちゃなペンギンのおもちゃを見つけたので、ペンギンの絵を描いて、手紙にして一緒に持って行くと、すぐに箱を開けた。 それは、プラスティックの卵が薄いチョコレートで包まれているもので、皮をむくようにしながら、あっという間に食べ終えた。遊んでから、本を読んでやると、自分の方から膝に乗ってきて、いろいろ話すようになった。 「あら、おばあちゃんが女の子になっちゃった」と絵を指して言うと、ぴったりとその文章を繰り返した。すごい!とりあえず、悪印象は刻まれなかったと思う。

"S.M.T.H (Send Me to Heaven)" Appleが拒否したとんでもゲームはイノベーティブか。

とんでもゲームに思える"Send Me to Heaven" は異常に簡単なゲームだ。要は携帯をどのくらい空高く投げられるか、というもの。 2013年にはAppleが拒否したゲームと聞くが、アンドロイドは"as you like"の態度なのか、このゲームが売られていて、購入者は「すげー、おかしい。天井に届きそうになった」というようなレビューを書いて喜んでいる。 鳥を撃つだの、ただただ海上の道を落ちないように走り回るというような、スマホの画面をチマチマ擦ったりするのではなく、体力ゲームだ。何しろ、上に勢いよく投げるだけの話だから。スリルもあるだろう。現在使っている電話をありったけの勢いで投げて、受けられずに路上に落下して壊れるかもしれない。 誰もが考えなかったイノベーティブなゲームと言えるのではないか。 この馬鹿みたいなゲームと比べると、今年リリースされるらしい Sony Computer EntertainmentのThe Last Guardianは美しいグラフィックには随分時間とお金をかけただろうなと思えるが、驚きがない。 男の子が細い道を走り回っている。猫と鳥が合体したような動物が保護者なのだろう。男の子は走りながら、危険な時には猫鳥を呼んで助けてもらいながら、問題を解いて、ポイントを稼ぎながら財宝でも見つけるのだろうか。8年もこのゲームを辛抱強く待っているファンがいるのだろう。どのような結果が出るのか楽しみだ。

「私はシャイですから」は理由にならない。挨拶から始めよ。

著名な経済博士が東京で自主的に開いておられるゼミの参加者に、 「挨拶をしましょう。初めて参加される方は名前くらい教えてください」と、無料で参加する人にお願いしているSMNの投稿を読んで、どういう事だろうと思いました。 既に先生と面識を持っている参加者が、 「先生の方から挨拶されて、その人は気が動転してしまったのではないですか。日本人はシャイですから」と説明しているのを見て、背景が解りました。 これは単に社会的訓練がされていないだけの話で、シャイだから見逃してやってくれ、決して失礼を働いているのではないという意を汲んでくれというのは子供っぽいのではないでしょうか。 先生は海外生活が長く、経済畑で修羅場をくぐって今に至った方なので、グローバルビジネスに興味のある参加者であれば、そのような簡単なことから直していかなくてはならないとお考えになったのかもしれません。自分の時間を割いて、なおかつ、一方通行になって当たり前のセミナーを双方向の関係になるよう心がけておられる、その当たりもわからずに参加している人が案外多いのかもしれません。 アメリカではお医者さんであれ、大学教授であれ、普通に挨拶を交わして自分の状態なり、質問なり、意見交換をします。相手が学生だから、年下だから、ビンボーだから、と言った態度で横柄に出ることは人間性の低さを露呈することになるので普通はしません。また、昨今はボロのTシャツにジーンズの、一見ホームレスのように見える人がとんでもなくリッチだったり、バリバリのスーツに高級時計を見せびらかして、肩書きを自慢している人が一文無しだったり、見かけだけではわかりません。が、話し方と態度にそれは現れます。 元国務長官のコーリン・パウエル氏が、ある講演の中で、「私は軍の最高責任者だった時でも、下っ端の見張りの人から、門番から誰でも会う人に挨拶をしたものだ」と話していました。理由は 「挨拶されて怒る人はいないからだ」と。もちろん、それだけの理由ではない筈です。 「あいつは上辺だけよくて、中身がない」などと他人を批判する人がいますが、大抵、その「愛想の良い人」は性格も良く、できる人でもあったりします。恥ずかしがりを訓練で乗り越えて笑顔で挨拶をすると、顔つきまで変わるのをごく近くで見ています。 挨拶くらいはしましょう。オフィスでゴミを集め

小さな女の子の喜びに助けられて本のセールスを少しずつ

高齢化社会が騒がれる中、オースティンという小さな日本人コミュニティーにこれほどの小さな子供がいるとは想像していなかった。昨日、お話会(日本語絵本の読み聞かせ会)があり、そのうちの一人、友達の小さなお嬢さんが、私の本を指して、「ネコ」とはっきり言った。実に可愛い。 家に帰ってから、本を手にしていたそうで、友達が写真を送ってくださった。 A little girl reading "Cooper's Adventures, Escape to Austin (English/Japanese bilingual) " by Tomoko Hetherington 小さな手で本を持って、ママには日本語で「ネコ!」と言って、パパとは"cat!"と言っているのだろうか。考えただけでもワクワクしてくるし、励みにもなる。嬉しい! Cooper's Adventure, Escape to Austin の詳細、購入はこちらで。 Please visit: Texas Hirame.com                     

Cooperは洒落たブティックホテルには泊まれない

オースティンの小さな洒落たブティックホテルにCooper's Adventure, Escape to Austinを置いてもらえるかと期待して返事を待っていたのだが、答えは"No"。ガックリ。 「モノクロームの都会的なZENの雰囲気に、この昔っぽい色合いのふざけた本は合わない」とは、はっきり言われないが、"cute, but too goofy"とのことだった。 何であれ、フィードバックはありがたいことです。

Hotel San JoseにCooper's Adventures, Escape to Austinが並べられたら嬉しい。

オースティンの街を流れるTown Lake (Lady Bird Lake)がダウンタウンを南北に分けているのだが、長らく開発から置いてきぼりにされてきた南側が古いクールさをキープし、かつ、上手にモダンな顔に変わっていく。 SoCo(サウスコングレス)の中心部にHotel San Joseという、ブティックホテルがある。上のストリートミュージッシャンはそのホテルの出口で演奏していた。私がホテルから出てきたら、ジャジャーンと演奏を始めたわけではなく、ホテルから一歩出たら、そこにいた、という感じだった。上手だ。 私はこのホテルで働く、元インターンに会いに行った。私の書いた本をギフトショップに置けるかどうか上司に頼んでみるから寄ってみて、と言われていたのだ。Cooper's Adventure, Escape to Austinは英語だけのものがいいだろうと思っていたが、彼女は「英語/日本語バイリンガルも置いて行って、それに、日本人向けは分かっているけど、「ブルシット!Bullshit!」も表紙の色が好きだから、彼に聞いてみる」と言うので、3冊預けてきた。どうなるかな。