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12月, 2020の投稿を表示しています

アメリカの大学教授がすごい勢いで日本を研究しているという話

アメリカのかなりハイランクのMBAの学生二人とあれこれ話している時に、どういう話題だったか、多分、人口とGNPの話からだったと思うが、 「アメリカの大学教授がすごい勢いで日本について研究をしているよ」 と言う。 「それはまたどういう風の吹き回しで?」 と聞くと、 「日本で起こっている問題、その中の人口の問題、移民問題を研究して間違わないようにしないと、同じことが他の国でも起きるから」 と答えた。 「それとは別に100年じゃなくて、1000年以上も続いている和菓子屋さんとか、変える事に価値を見出さずに延々と同じことを続けてビジネスを成立させているのは驚嘆すべきこと。経済を教えている学者からすれば一体全体どうなっているんだ、経営者もお客も不可思議だ。その行動経済をリサーチしたいんじゃないかな」 なるほどね。日本人からすれば代々のお得意さんと共にずーっとそうやってきた、という事だけど短期でガッポリ儲けることばっかり考えているMBAの人なんかには分からない行動様式で、そういう在り方は結構クールなんだろうな。  

Venn Diagram(ベン図)を使ったキャリア適正分析

Don McMillanはコメディアンをしている。声が大きくて、顔も大きくて(Zoomだったので全体のプロポーションは分からないが)話すのが早い。 スタンフォード大学で電子工学の修士を収めたバリバリのエンジニアでマイクロプロセッサーのデザインをしたり、AT&TのBell Labで働いていたこともある。しかし、今はバリバリのコメディアンだ。 IEEE(米国電気電子学会)のローカルチャプターの年末パーティーにZoomで登場して笑わせてくれた。聞き手が皆、理工系の人(私はそういう人の傍で聞いていた)なので内輪で盛り上がるインサイドジョークの感があった。先ず自己紹介、”nerd”と”geek"の違いで入った(殆どの聞き手はgeekだと自負しているだろう)。 それに続いて”Venn Diagram Career Choice”という話で大笑い。キャリア―選択のセミナーなどでは、 自分が好きな事 パッションを感じられる事 得意な事 高サラリーを得られる事 などをチャート化したり、自分の性格を分析してENTP(試したら私はこれだった)で、それなら現場監督が合うとか、そんな手法でキャリア適正を探ろうとする。 元エンジニアのコメディアンはこんなチャートを用意した。 弁護士は飲酒スキルと対人能力がある人。逆に持ち合わせないとできない。 人事は無情でOCD。いちいち人の感情に付き合うようならバッサバッサとレイオフなんかやっていられないだろう。 セールスは飲酒能力が必要かどうか。現況ではどうだろうか。対人能力は絶対的に必要。 数学能力があって、OCDなら会計士。 問題解決能力と対人能力があるならマネージメント。これがないとマネージメントは無理だろう。納得。 エンジニアでは種類は様々だが基本、問題を解決したい人で数学的能力が要求される。 これを全部ひっくるめたのがコメディアンと彼は結論づけた(ここで笑いを取った)。 よく見ると、SalesとHuman Resouceを除いた他の職業は専門の教育を受けないと難しい。