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7月, 2013の投稿を表示しています

タブレットの表面

この写真にKindleは写っていませんが、我が家(社)には、こんな類いのガジェットがあっちこっちのコンセントに繋がれています。並べて写真を撮ったら JJJ、Google Nexusの汚いこと! ピザを食べた後の指、フレンチフライの油がついたままの指、耳の後ろを掻いた後の指でタブレットの表面を撫で撫でしていたんでしょうね。隣のiPadは一見奇麗に見えますが、左下部が曇って見えますね。 汚いのは我が家のものだけでしょうか。皆さんは使う度に何か特殊な、それ用の布で拭っているのでしょうか。 実は、Nexusが驚くほどstickyで、なかなか思うようにページを繰ることができないと文句を言っていたのですが、もしかしたら、べとべとの指で触られるのをタブレットが嫌がっていたのかもしれません。 しかし、昨今は赤ん坊や小さい子たちがタブレット中毒になるほど使っている(触って喜んでいる)というから、我が家の大人の油っぽい指以上に、よだれや離乳食にもめげない特殊フィルム加工が必要かもしれません。iPadはその技術に於いて、Nexusの先をいっているのかもしれません。

「中国相手のビジネスは難しい」と中国人がこぼした

中国人の友達がいます。50歳にもうそろそろ手が届くというところですが、贅肉ゼロ、革ジャン着て大型モーターバイクを乗り回しています。15歳くらいで中国の大学に入って、卒業後アメリカの大学院で工学系のマスターとMBAを取得しています。 頭の回転が良いだけでは大手企業でのし上がって行くのは無理です。明るい性格なのですが、正直過ぎる発言をよくします。slimy な人 (なめくじみたいにぬるぬるした掴み所のない、政治的かけひきをするような人)と上手くやって行くのは無理なような人です。 その人が大手ハイテク企業をレイオフされた後(3年前)、 「中国では、あっちこっちで、ものすごい額のお金が動いているんだよ、信じられないけど、何でこんな人が、って思えるような金持ちが一杯いる」 それを少しでも回してもらおう、という意図で専門の流通に関するビジネスを立ち上げました。 オースティンに中国からの(取引の見込める)お客さんが来ると、デイヴと私も枯れ木も山の賑わい風にたびたび食事に誘われたりしました。そんな時には、太い金のブレスレットが手首に、それにアロハシャツの首もとには金のネックレスが揺れていて、びっくり。 「やっぱ、中国と商売するには、このくらい派手に金を見せないとだめなのかしら。一歩間違うと、コワイ人みたい」と口には出さないものの見ていました。 紹介されたはお客さんは、どの人もお金を持っていそうに見えます。そういう人たちを訪ねて中国でプレゼンをしたり、彼等がアメリカを訪問する際にはご挨拶(接待)に出かけていました。が、ここに来て見切りをつけたようです。 たとえ、お金があるのは分かっているにしても、チェックを切ってくれる人にたどり着くのは月に行くくらいの大変さだとわかったこと。それに、そこに至るまでの関所が多く、 「ビジネスプランやアイディアがいいかどうかの問題じゃないんだよね、お金の流れは」と、言って、もう、うんざりという感じだ。 何と言っても、長い事アメリカに暮らして中国で当たり前の商業行為と自分の依って立つモラルや価値観が相容れなくなったのかもしれない。 「これから暫くは株をやる(結構な額の株をやっているらしい)」と、とてもわかり易いことを言った。

Amazon古本屋の怪。1セントから900ドルまで値段の幅がある本、それに3500ドルの本

自分たちで書いて作った新しい本が、あまり売れないという理由だけではないけれども、長年溜め込んできた本を売りさばいています。私はグラフィックをやったり、インターンシップの学生たちの面倒をみるかたわら、古本屋のオバさんになりました。 今時は古本屋に奉公をしなくとも、BOOKOFFでトレーニングを受けなくとも、Amazonの説明に従って、必要事項を書き入れて、持っている本に値段をつけてリストすると、古本屋さんを開業できます。ダウンサイジングがきっかけでしたが、売り始めて半年以上が経ちました。始めてすぐに、ハリーポッターなどのミリオンセラーは古本として売るに値しないということがすぐにわかりました。買った人がミリオンなら、売りたい人もミリオンいるという理由です。 しかも、あのように大きくて重い本は封筒に入れて送るわけにはいきません。丁寧に梱包するとチャージした郵送料金以上の金額がかかってしまうこともあります。そういうわけで、名作シリーズや文学作品などもリストするのは止めました。売りやすく、比較的、価値を保っているものは、教科書や専門書です。また、コンピューター関連の本もよく売れます。 驚いたのは、 「こんなしょーもない、読みもしない古い本を溜め込んで」と私がデイヴに怒ったような本、例えば、洞窟で遭難した人の救助の仕方、柔道の歴史、嘉納治五郎の生涯みたいな、そういう類いの本はびっくりするくらい高く売れました。ミリオンセラーではないからです。 不思議なのは1セントで本が売りに出ている事です。売り手の意図がわかりません。 1セントでは儲けを出せないに決まっています。ひょっとして、こういう人たちは注文者のメールアドレスを集めているのかもしれない、或は、自分で売って、それを買い、いいコメントを増やそうとしているのかもしれない、などと頭をひねったのですが、調べたところによると、どうも郵送・取り扱い料金の3ドル99セントが目的のようですね。大量に郵送をすると、USPSがディスカウントをしてくれるらしく、そこが着眼点のようです。郵送料金、封筒、箱、それに本の料金などを差し引いて仮に儲けが50セントとしても、大量に500冊くらいを一日に売りさばけば250ドルは作れるという計算のようです。 また、何でもいいから在庫を減らしたいという人もいるようです。 それでは、

" I lover your smile"とお客さんに言うアメリカの高校生

HEB というスーパーによく行きます。店の名前はテキサスの田舎町で母親が細々と始めた食料品やを発展させようとした息子のHoward Edward Buttから来ています。近年はメキシコにも進出していますが、彼らの経営方針が浸透して、メキシコの人たちが、そのサービスに慣れ、それを期待するようになると政治上は別として、民衆レベルではメキシコもテキサスも一体化してしまうかもしれません(ちょっと大げさだったりして)。 娘がドイツから帰ってくると、冗談ぽく、愛着を持った言い方で「ヘブに行こう!」と言います、 H-E-Bではなくて。彼女はこのスーパーに行きながら大人になったようなものです。 彼女の一番初めのお小遣い稼ぎはハンバーガーやさんの注文取りでしたが、テキサスの高校生は大抵「イェーイ、運転免許が取れた!」と逆立ちする前あたりから、このチェーン店の何処かにアルバイトの申し込みに行くのではないでしょうか。昨今は職探しが困難な大人や大学生と一緒に同じポジションの競争しますが、高校生は"bagger"と呼ばれる、お客さんが買った品物を袋に詰めるところからのスタートです。 昨日、引越しが終わって夜9時ごろに近所のHEBに買出しに行くと、明らかにフットボール選手がキャッシャーの仕事をしていました。ブロンドの男の子で、いかにも、 "Friday Night Lights" に出てきそう。隣のキャッシャーに知り合いの(チアリーダーか、運動選手)女の子が来たのを見ると、 「元気かー」と大きな声で話しかけて、コーチが辞めてしまった話をしました。話すその間も、品物をスキャンする手は休めません。 私の番が来て、お決まりの、 "How are you doing?"だったか、 "How are you?"の後、何かちょっと話すと、 "I love your smile"と言いました。そして、 「こんな風に遅く働いていて、人が楽しそうに笑ってくれるのを見るのは嬉しい」と続けます。 いいじゃ~ん、こういう事が言える若者って。  「あなたも、格別に素敵なスマイルをするわよ」と言うと、 「ありがとう、誰もがそうして欲しい。君は僕に笑ってくれるかい?」と後ろに難しそうな顔のオ

黒い本 に感情エネルギーを引き寄せる 

どこにでも持っていく黒い本(スケッチブック) 若い人はスマートフォンが体の一部になってしまっていて離すことができないと思うのですが、私は黒いスケッチブックをどこにでも持って行きます。空港で搭乗を待つ間にスケッチをしたり、おみくじや映画の入場券を貼り付けたり様々です。 それが、この頃はインスピレーションを湧き上がらせてくれる言葉や考え方をメモすることが多くなりました。 夫に会社を辞めて好きなことをするように勧めたことは間違っていたのかもしれないと、かなり気分が落ち込んだ春頃に、あるインド人が説く経営学の教えを書き留めていました。 簡単に諦めない とにかくやってみる 物事をシンプルに考える などは、当たり前すぎて、経営学なんかじゃないじゃん。更に 心が変われば態度もかわる > 態度が変われば行動も変わる > 習慣が変わる > 人格が変わる > 運命が変わる > 人生が変わる と言われると、「ホントかね」と斜に構えるのが私の普通の反応なのに、この時には何だか心に染み通るのでした。そうだよね、心だよね、諦めずにやる心が大切だと、ふて腐れて、萎れていた自分を建て直しました。 すると、パートナーのデイヴにも、家族にも優しくなれることがわかりました。 また、最近、こんな事も書きとめていました。  仕事というものは、壮大な目標を設定するよりも、身近な目標を持つ。  とりあえず、何かをスタートして、一生懸命に取り組んで何かを学び取り、そして先に進む。  自分を救ってくれる神様のような存在が現れて、問題を解決してくれるだろう、などと思うのは 幻想です。 (dhbr.net/articles-1810 意思力の科学より) 何より、好きなのは、岡本太郎さん   才能があるから絵を描く、情熱があるから行動できる  そうじゃない    決意するから意思もエネルギーも噴出してくる 彼の生き方、意志力とエネルギーの源泉を忘れないように、黒い本に大きな字で書きとめました。

私たちの本を買ってくれる人がいた。でも、ビジネスの方向転換

Austinには、 Asahi Imports (あさひ日本食料品店) という、きれいな、楽しい日本のコンビニの雰囲気の食料品店があります。 先日、久々にでかけたら、オーナーが、 「本が一冊売れましたよ」と元気そうに声をかけてくださった。 すっかり忘れていたので、大きな驚きと喜び。 売れた本というのは、去年の夏、デイヴと私が寝食忘れて、作った Systematic Martini Lifestyle と言う本です。 すっかり忘れていたというと、セールス活動を怠っているのがばれてしまうのだけれども、ビジネスをシフトさせているので、Systematic Martini Lifestyleについては、エネルギーの注ぎ込み方が去年ほどではありません。そもそも、ソーシャルメディアを使って本を売ろうと意気込んだのは今となってはマーケットを熟知していない素人っぽいアイディアだったと、若干、肩を落とし気味です。 一般的に本は売れない。 ところが、あるジャンルの本は例外的に売れている。eBookでは、その中の更に狭めたジャンル(胸、腿、唇、髪、情熱、シャツ、窓などの言葉が頻繁に現れるようなモノ)が好調なようで、売れるストーリーの情報交換、研究のコンファレンスもあるようです。 紙の本では表紙をカバーしないと持っていて恥ずかしいような本も、eBookではカバーする必要がないのですよね、読者層の拡大に役立っているようです。 私たちが作った本は、そういう胸がドキドキするようなモノとは正反対で、実際の生活に役立つという種類のものです。読んで夢見心地になれないような本でも、eBookにすることはできます。もともと、XMLを使って本を書きましたので、eBook用にフォーマットに変えて Simple Buy Men's  Shoes - Amazon Kindle Simple Buy a Men's Shirt - Amazon Kindle としてアップロードするだけでした。これはKindle用ですが、もちろん、iPadやNookでも、ダウンロードできるようになっています。 ソーシャルの席の反対側に座っている、もともとレーダーなどの大きなシステムを構築するのが得意なデイヴはシステムモデリングの分野に踏み込んでいきます。一年がか