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8月, 2012の投稿を表示しています

Kickstarter - 5分毎に幾らになったかチェックしたい

クラウドファンディングのKickstarterにアップして3日目。資金調達をサポートしてくれるBackerが11人になった。その人たちは家族に友人ばかり。不特定多数のクラウドは一人だけ。 1500ドルを24日間のうちに調達したい、と申し込んだ。 そして、今「1ドルでも2ドルでもいいから寄付してくれない?」と友達に頼んでいる。理由はバッカ―の数がとても大切なことが分かったからだ。寄付もバッカ―の数も少ないプロジェクトは当然のことながら、ウェブページの下の下に埋もれてしまい、なかなか出て来ない。 ウェブサイトを開いて、すぐに現れるプロジェクトなら、寄付をしてもらえるチャンスが大きいのは当然だ。 おもしろいことに、太っ腹の人が「まかしとき」と一人で大金を寄付すると約束したものが必ずしも上の方にランクされるとは限らないようだった。お金持ちが自分で自分のプロジェクトに資金援助をしてもちっとも面白おかしくもない、という理論のようだった。明らかにアート、デザイン、ゲーム、テクノロジーをサポートし合うコミュニティーという存在意義が前提にあって、行動(資金援助)が伴う新しいソーシャルメディアの一種だと思われた。 今回、初めてこのプログラムに参加したので(デイヴを通じて)、何がどうなっているかわからなかったのだが、徐々にカリフォルニアあたりの(若い、頭の良い)アルゴリズムのエキスパートが、 何人のバッカ―を後ろに 幾らの金額を 何日のうちに 目標額の何パーセントに達することができたか 感情的移入がどの程度見込めるか などを数値化してWeb上の露出度を決めるようにプログラミングしていると思えた。また、 スタッフのお気に入りのプロジェクト ポピュラーなプロジェクト(バッカ―の数と調達金額) というのも、Kickstarterのウェブを開くとすぐに出てくるということがわかった。中には、たったの5万ドルを「お願い!」と姿の見えないクラウドに頼んだら、数日のうちに50万ドル、1億ドル集まったというプロジェクトがある。Facebookフレンドが1000人というより、1000人のバッカ―が50万ドルの資金提供を約束した、と言う方がずっと重みのあるソーシャルメディアの形だろう。Facebook疲れした人たちが、 「私の応援しているプロジェクトに幾ら

Kickstarterのビデオ。 Wine and Cheese:A Love Story

週が明けてCrowdfundingの Kickstarterにビデオが出ました。 Crowdfundingを試してみようと決めて、インターンたち総動員でビデオを作りました。時間がない、予算がない、機具がない、とないないづくしの中でアイディアを寄せ合って作ったものです。彼らには本当に感謝しています。 Fundingの目的はWine and Cheese:A Love Storyという題のインフォグラフィックポスターの大量印刷(Offset Printing)を資金援助してもらうためです。ワインとチーズのリサーチにアサインされたインターンのステファニーが、「どのワインとチーズが合うか」を”A Love Story"と題してポスターに仕立て上げました。Love Storyだけではなく、生産地や消費量なども、美しく盛り込まれていて、一目でわかるようになっています。これをできるだけ多くの人に見て欲しいのです。 援助額に応じてオリーブのテンポラリー・タトゥー、9月に出版されるSystematic Martini Lifestyle、サイン入りのポスターを差し上げます。大口支援者にはディブがAustin Cake Ballで飲み物を一緒に楽しみながら本にサインをします。 援助はともかく、是非ともビデオだけでも見てください。

ドラマに満ちた8月17日。Summer Internshipの最終日

夏のインターンシップが終わる日, 完了していない大きなプロジェクトが3つあった。 Systematic Martini Lifestyle の表紙がOn-demand publishing の Lightening Sourceのスペックに合わなくて直しが必要だった。 表紙が完璧でないと、印刷に出せない。 Crowdfunding のKickstarterのためのビデオが完成していない。 それを一日だけで終わらせることができるのだろうか。インターンたちは5時になったら、 「完成しようが、しまいが時間がきたからこれで終わり」と帰ってしまうのだろうか。否、彼らは頑張って全てを終わらせた。それも期待以上の出来栄えで。 最終日の朝の打ち合わせ ビデオを撮るためにカメラをセットアップする。Canonのカメラについている録画機能を使ってKickstarterのためのプロモーションビデオを撮ろうというのだ。ローコストの制作 コンファレンスルームに集まって欲しいと集合がかけらた。数十秒のシーンをここで撮ろうというのだ 5時前になんとかKickstarter用のビデオを作り終えて、最後の最後のマーティーニを乾杯して終わった。ところが、Kickstarterにアップロードできた、と思ったら許容量を超えていてエラーになった。ショック! 急いで担当していたインターンに電話をすると急いで戻ってきて、ストリームコンプレッションとか何やら、ちゃんとアップロードできるようにしてくれた。アップロードできたからと言っても、すぐにWebに反映されるわけではなくて、待たなくてはならない(規定に合っているかどうか、変なモノがはいっていないかどうかチェックが必要なのだろう)。審査にどのくらいかかるのだろうか。 ビデオをアップロードし終えると、デイヴと私、それに校正を手伝ってくれた次男は転げるようにBB Rover'sに行ってビールを頼んだ。来週からはオフィスを片付けながら、9月のブックフェア、ジョブフェアの準備を始める予定だ。デイヴは二人のITインターンが書いた、フェースブックと、iPhoneゲームのプログラミングを読み直して、手を加えるつもりだという。

就職が決まったインターン

自分の子供と同じ世代のインターン10人と3か月みっちり過ごした。毎日朝9時から5時まで働いて、水曜日にランチを作って食べさせた。おしゃべりばかりして働かない時には、 「もう、あなたたちって、煩い。他の人が集中できないでしょ」などと、 怒った。 厳しい(風貌の)デイヴに休暇のリクエストを出さずに、デイヴのいない時に私のところに、 「一週間、音楽サマーキャンプの面倒をみなくてはならないので午後は休ませて欲しい」 「大学は卒業したことになっているのだけれど、あと一つだけオンラインで受けているGovernmentのコースを終わらせなくちゃいけない。毎週火曜日を休みたい」 「カリフォルニアにジョブ・インタビューに行くので3日間休みたい」 というような事を願い出てきた。 私は皆OKを出した。彼らには将来がある。私たちの会社は彼らの将来を背負うことはできない。一夏のプロジェクトに参加してもらって、彼らの持っているスキルをできるだけいい形で引き出しす、というか絞り出す、というのが私にとってのゴールだった。私たちの手にしたカードは限られていて、理想的なカードは手にしていない。それでも、彼等を使って、何とかやり通さなければならないのだ。 優れたプログラマーや、ゲームデザイナーを雇う資力が十分ではなかったため、忍耐とデイヴの指導が必要だった。 本を書く(作る)というのはオールドメディアで石器文化を生きた私やデイヴにも取り扱うことができる。しかし、ソーシャルメディアとなると、それを使うヘビーユーザーの若者のインプットが良し悪しはともかく、必要なのだ。彼らが怖がらずに、 「こういうアイディアはどうですか?」 と、言って動いてくれなくては困るのだ。 3か月の間に、彼らはソーシャルメディアだけでなく、オールドメディアの本の内容について意見を出した。また、グラフィックの部分も大いに助けてくれた。春のインターンと違って、途中で誰も落伍する人が出なかった。 春にUTを卒業してAsatte Pressでイベントコーディネーターをしていたインターンはこの後どうするのかと心配していたら、Austinで一番格式のあるホテルに就職することが決まった。私は自分の子供の就職が決まったように嬉しかった。

Summer 2012 Internship Wrap Up Party は 手巻き寿司で

Asatte Press Summer Internship Wrap Up Party 5月21日から始まったインターンシップも終わりに近づいた。最終日は8月17日だが、一人は国立シンガポール大学に戻るために、もともと8月10日をインターンシップの最終日と決めていた。もう一人はアパートの契約が切れて友達のアパートの長椅子で暮らしていて、もうこれ以上はできないと1週間早く切り上げて、メキシコ国境沿いに住む親の家に戻ることになった。その二人のために打ち上げパーティーを1週間早めた。 先週木曜日、会場は我が家のダイニングキッチン。10人のインターンたち、それに2人のゲスト、デイヴと私。我が家の息子二人も加わった。準備のために早目に仕事を切り上げて帰ってきた私を息子たちは力強く手伝ってくれた。US Naval Academyで新入生を訓練してきた下の息子は、その訓練期間と同じ目で家中を見まわして隅々まで掃除をし、韓国料理のレストランで働いている上の息子は慣れた手つきで野菜を切り、ナプキンを丁寧に折りたたんでテーブルセッティングをしてくれた。 全員々が揃う前、マティーニ―を手に歓談する 会社がマティーニ―・ライフスタイルをテーマにしているため、3か月の間にインターンたちはジン、ウォッカ、ウィスキー、ワイン、チーズ、服装、それにソーシャルスキルを常に話題にして、実際にお酒やチーズの味見もしてきた。飲酒はできないが、グリーンオリーブにはまった20歳のインターンがいる。彼はダーティー・マティーニ―に使ったオリーブの残りが入ったビンを嬉しそうに抱えていた。夏の初めにはぎこちなくしていた10人のインターンたちが一緒に働くうちに活発に歓談するようになり、打ち上げパーティーでは家の屋根が飛んでいってしまうのではないかと思えるほど賑やかだった。 パーティー全景 チームの写真にサインを入れてそれぞれが持ち帰った。誰だ、あごひげを書き入れたのは。

Crowdfundingを考える。VCには頼れない

ビジネスを展開していくにはお金が必要だ。資金を十分に持っていて好きにできれば申し分がないが、そういう人は稀で大方は人のお金を使う(借りる)。一挙にといかなくとも地道に収入が増えればいいのだが、そう簡単には物事は運ばない。また、昨今はアイディアが古くならないうちに実用化して、一挙に大きくしないと競争に負けてしまう、そういうビジネス環境だ。 私たちも人に何とか借りる算段をしなくてはいけない。どこかにベンチャーキャピタリストがいないか。 パロアルトあたりだったら、子供のPTAで会う人、すし屋の隣に座った人、皆がその手の方かもしれない、簡単に投資家を探せるかもしれないと想像してみる。しかし、現実はどうだろうか。 最近読んだAn Alternative to VC Funding for Technology StartupsというWeb、National Public Radioの記事を読んで、仮にそういう人と知り合っても、よく考えた方がよいと分かった。 小さな一般市民の起業家はVenture Capitalistに相手をしていただいても全く勝目がない。身ぐるみ剥がされてしまう可能性もある。 もっとも、ちょっとしたアイディアを実用化して、5億ドルくらい稼いでハッピーというような起業家をVCは相手にはしないらしいので、いくら騒いだところで私たちは洟もひっかけられない。心配する必要もない。彼らは第二のGoogleやCiscoのようなホームランを狙っている。成功するのはせいぜい10投資案件のうちの1つがいいところで、大方は失敗する。だから、投資にあたっては、VCたちは起業家たちを身ぐるみ剥がせるような契約条件で投資をするらしい。 会社が成功した暁には1億ドルに対して5億ドルくらいの割りでリターンを求め、10億、20億ドルの割りで返すことを要求してくるのも稀ではないらしい。また、VCたちはお金を貸した会社の役員に収まって、役員報酬、またはコンサルタント料を高額で支払ってもらうので、10社くらいを一人のVCが担当すれば、彼らは絶対困ることはないとも言う。 もちろん、彼らの第一の興味は会社が儲けを出して(出さなくとも期待感を持たすことができて)、IPOまで持って行けること、あるいは短期間で会社を高く売ってお金儲けをすることだ。ぐずぐずと会社を引きずっていることは

Austin Cake Ballではカクテルとファンシーなケーキボールを一緒に楽しめる

Systematic Martini Lifestyleの中の一章、 A Trip to a Fancy Bar のためのネタ探しをしていた。 大きな問題はオースティンのどこに、私たちが求めているFancy Barがあるかだ。ホテルのバー、人気の高いバー、沢山あるのだろうけれど、ビューティフル・ピープルが集まる場所を探しているのではなかった。 猫も歩けば小判にあたるもので、先々週の金曜日、Domainをふらふらしていて、Austin Cake Ballという、レストラン+バー+カフェに入った。 Austin Cake Ball  沢山のケーキボールが可愛く並ぶ この奥にバーがある。 表から見えるケーキボールのお店で誰が「軽く一杯カクテルを」と思うだろうか。が、私たちはそれができることを知っていた。しかし、前に来た時の印象は薄い。メニューの中から私はライチ―のカクテルを頼んだ。出されてびっくり、氷のボールには欄の花が入っていた。デイヴが頼んだカクテルはブルーキュラソーのキャビアみたいな小さいボールが浮かんでいた。 「これはいい。この場所をSystematic Martini LifestyleのFancy Barに選ぼう」というような話をしていると、バーテンダーが、 「前によく、Westin Hotelのバーに来ませんでしたか?」とデイヴに話しかけてきた。 「思い出した、そうだよね」ということから、どんどん話が進んで、このバーテンダーのマーカスに本のことを話すと、 「マネジャーは喜んで話に乗ると思う。探してくる」と奥に引っ込んで、マネジャーのレイチェルを連れてきてくれた。 彼が思った通りレイチェルは気軽に私たちの意図に同意してくれて、別の日に改めてインタビューと写真撮影の約束をしてくれた。 レイチェル 先週、金曜日のお昼頃、ブルーキュラソーのキャビアをどうやって作るのか実演してくれて、また、ボストンシェーカーの扱い方や長いバーテンダーキャリアの体験談なども話してくれた。 熱心に聴き、メモを取るインターンとデイヴ。ライチ―、ベスパー、モレキュールマーティーニの他に、コットンキャンディーのシャンペンドリンクも並べられた。 シェフおすすめのクラブケーキ ファンシーなバーは意外な場所にある。そ