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4月, 2013の投稿を表示しています

日本化するアメリカのGeneration Y (Millennial) 

from The Atlantic May 2013 issue Millennial と呼ばれているアメリカの若い世代も日本と同様に、金無し、職無し、家無し状態が続いて、親と一緒に暮らしている数が増え続けている。なかなか大人になりたがらないとか、前の世代には批判的に言われるばかりで、あまり多くが認めたがらないけれども、その大きな理由は「素敵なタイミング」で生まれてこなかったことにある。 大学を出ても職が見つからないので親元に帰る> 金がないので何も買わない> 彼女(彼氏)ができない。結婚もできない>子供ができない> 家を買わない。車を買わない。何も買わない> 経済が萎む ということで、消費に頼る経済構造になっているアメリカは大変なことなのです。昔はアメリカでおこることは日本でも起こると言われてきましたが、昨今は日本で起こることは、アメリカでもおこると言っても間違いではなさそうです。 日本との大きな違いはベビーブーマーに子供を作る勢いがあったのか、この世代の人口が大きいことです。安定した職を得るのが難しいという問題はあるけれども、結婚して、子供を持ち、家を買うという、先送りしてきた「大人になる」波がおこれば、その数によって、経済を引っ張っていける力があるのではないか、と6番で結論づけている。

養鶏生活は無理なプランだった

スタートアップをして収入がなくて、生活できなかったら、裏庭にニワトリを5羽ほど飼って、卵で生き延びればいい、などと笑って言い続けてきました。 しかし、実際に飼おうと思って、鳥小屋などを建てたらどうなるんだろう。まず、エステティックに敏感な隣のサミラが文句を言うだろうな。もう一軒先のダイアナは面白がるかもしれないけれど、声を立てないニワトリでなければ、彼女とて文句を言ってくるかもしれない。近隣住民のための規約を読むと、おそらく、犬や猫、ウサギなどペットを飼うのはかまわないけれども、牛、馬、羊などの家畜を飼うのはいけません、と書かれているのではないだろうか。オースティンの市の規則もあるかもしれない。 ニワトリはペットとして認めてもらえるだろうか。 まあ、それを心配する前に家を売ってしまった(契約段階)ので、これからは裏庭のない生活です。卵を当てにできないとなれば、頑張って収入を増やすことを考えなければなりません。’

アメリカ大学生の就活報告 

できれば景気の良い時に大学を卒業して就職をしたい。卒業時期の景気の良し悪しがその後の人生航路を決めるとまで言われていて、実際、その調査結果をもあるようです。でも、それは自分を生んでくれた親を選べないくらい運命的なものかもしれません。 振り返ると、1990年代後半のドットコムバブルの時などは会社が頭を下げて、お金をぶら下げてリクルートをしていました。オースティンのある新興ハイテック会社は「優秀な友達を連れてきたら、スポーツカーをあげます」などと言って、普通の会社の人を閉口させていました。その頃、就職した若者たちは、有り余るリソースを使って、実験的なビジネスを平気でさせてもらえましたし、天才肌を気取ってオフィスの廊下を裸足で歩き回っている人を実際この目で見ました。今でも、パロアルトにはそのような雰囲気の会社があるみたいですけれど。 アメリカで1990年前後に生まれて、現在、就活まっただなかにいるグループは日本の高度成長期のような暮らしに余裕のある(実はクレッジトと、家の値上がりを信じて借金をした)楽しい時期に育ちました。幼稚園から大学まで、 - 夢を持ちなさい。そして、そのゴールに向かって進みなさい。大きな未来が待っています - 創造力を育てなさい - 自己肯定、セルフエスティームが何より大切です - あなたが一番です。そして、誰もが平均以上です(笑) と学校で教えられ、必要以上に褒められて育ちました。現実的で先を見通せる親以外はそれを信じて、とにかく大学、ことにテキサスの場合にはテキサス大学オースティン校に入りさえすれば、という気持ちで子供に好きな道を選ばせました。当時はそれでよかったのです。たまたま子供が選んだ好きな道がEEとか、CS、会計学などだったら超ラッキー。大抵は、ポリサイ(Political Science)、心理学、インターナショナル・スタディー、マーケティングなど、勉強している時は楽しい,という学位を専攻しました。 今春、Asatte Pressにはジャーナリズムを専攻するインターンが3人、PRが2人、それにゲームデザイナーが1人います。毎週月曜日には全員が揃ってミーティングを開いて、ステイタスを報告します。アサインされた仕事の進み具合の他に、ジョブサーチの情報交換をしますが、5月の初めにはインターンシップも終わり、卒業です。

Dropbox (3) - ケイタイを盗った人がわかった。清掃会社が弁償してくれるそうだが。

清掃中に見つけた(他人の)ケイタイを失敬して家に持って帰った、その人は自分の子供とご主人(あるいはボーイフレンド)の写真を撮った。ビデオも試してみた。 Dropboxにそれらの写真がアップロードされるとは思っていなかったかもしれない。 10分ほど前に、清掃会社の人がAustin Oaksのマネージメントの責任者と一緒にオフィスに来て、 「誰が盗ったかはすぐにわかりました。子供の写真を見せたら『私がやりました』と認めて、彼女は即刻解雇されました。申し訳ありませんでした。ケイタイは弁償しますので、レシートがあったら送ってください」と事の次第を説明した。 あっと言う間のできごとでした。 インターンのランスが 「ひょっとして、その人を別のビルの清掃に回したりして、、、」と言うから、 「実は、私もそういうことがあるかな、と。でも、会社は毅然とした態度を取らないと、他の人に対して示しがつかないからね。彼らにとっては信用が第一だから」 遅くまで仕事をしていると、清掃をしてくれる人が出入りする。英語を話さない17,8歳に見える男の子もいるけれども、たいていは人懐っこい笑顔で、「今日は寒い」とか、「よい、週末を」と挨拶を交わす。そういう人たちを疑うのは残念だと思ったし、iPhoneほど高価なものではないし、私の責任でもあるし、仕方がないと諦めて忘れてしまっていた。事がはっきりして、すっきりしたような、しないような、、、ピンボケの子供の写真が思い出されたりして。 ******************************** 4月30日 清掃会社の責任者がチェックを持ってオフィスにやってきました。これでケースクローズ。と判断して、オースティンの警察にその旨連絡をしました。 警察にはiReportというようなオンラインのリポートシステムがあります(この件が発生するまでは知らなかった)。盗難届をオンラインですると、すぐにデータ化されて、届出番号が知らされました。そのままにしておけば、まだ解決されていない、ということになるだろうと、電話をしたところ、 担当の警部がいなくて、 「ケースクローズかどうかは、担当警部が判断しますので、取りあえず電話のあったことを伝えます」と代わりの人が答えた。弁償してもらったのだから、これでよし、と勝手に決めてはいけ

Dropbox (2) - 見覚えのない写真がアップロードされていた。CSI

昨日、Dropboxのフォールダーのうちの、普段開くことのないCamera Uploadと名前のついたフォールダーを開いてみた。3月に失くしてしまった(盗まれた)HTC Oneで撮った写真の後に、見慣れない子供の写真と男の横顔などが7枚、それに短いビデオクリップがある。 3歳くらいに見える女の子は笑ってはいるものの生活ぶりが窺えるような服を着せられていて、人工着色料が唇からはみ出して、顔の三分の一くらいを赤く染めている。幼い男の子の写真はピンボケだが、見る人が見れば誰かはすぐにわかるだろう。悪いモノを見てしまったと瞬間的に感じた。何かダウンロードした時に一緒に付いてきたのだろうかとヴァイルスを心配したが、日付と時間を見て、 「やっぱり、ケイタイは消えてしまったのではなくて、盗まれたのだ」と判断した。 3月6日の夜に、オフィスに置き忘れて、2時間後に取りに戻ったら、一緒に置いてあったメガネだけがあって、ケイタイは消えていた。 3月7日 Virgin Mobileに電話を失くしたことをリポートして、サービスを停止してもらった 3月9日 14ドル99セントの電話を買って、前の電話番号を移してもらった 7枚の写真は8日の日付になっている。金曜日の午後に見つけた電話で子供たちを映したら、知ってか知らずか、それらの写真がDropboxにアップロードされたのだろう。電話のサービス停止とは関係なく、アップロードはできたということになる。 短いビデオクリップは3月18日の日付になっている。ということは、あの電話でDropboxの中のファイルを引き出したいと思ったら、引き出すことができたということだろうか。 バッテリーのチャージャーがないとしても、どこかで買えるわけだし、リチャージさえすれば、コンタクトなどはそのまま見られるのだろうかと心配になった。オフィスビルを管理している部署に出かけて行って、子供の写真を見せると、 「警察にリポートしてください。それから、出入りしている清掃会社に連絡します」とのことだった。 「たかが、150ドルくらいのケイタイで、逆恨みなんかされて、殴られたりすると嫌だなあ」と言うと、 「そんなこと起きません」とはっきり応えた。それをそのまま信じてよいのかわからないけれども。 「信用が第一なので、そういう手を雇っておくわけにはい

Dropbox (1) - キュートなロゴのクラウド・ストーレージ

数あるCloud Storageサービスの中でDropboxのロゴが可愛い。 それが理由でDropboxを使っていると言ったら「ばーか」とその筋の方々は言うだろう。でも、コンセプトを私のようなふつうの人、Geekとは程遠いOBabaに分からすことができるのだから、優れたロゴデザインだと思う。 因みに、他の Amazon Cloud Drive Apple iCloud Google Drive Microsoft Drive Ubuntu を見たが、どれもCloudの側面を強調していて、それによって何ができるかを一目で分からせるメッセージ性に欠けているように思える。もちろん、Appleの雲はミニマリスティックで美しく、他のサービスのロゴと調和しているんだろうけれど。 デスクトップ>ラップトップ>タブレット・スマートフォンと電子機器のフットワークが次々に軽くなった。持ち主は移動先に応じて異なる機種を呼び出してお供をさせ、集めた情報をファイルするようになった。それらの外で集めた情報を城で留守を固めている電子隊長デスクトップ殿に報告(とランファー)するにはメッセンジャーのUSBキーが必要だが、いちいちメッセンジャーを呼び出すのが面倒だ。また、ラップトップに移してこなかったデータが出先で急に必要になったりもする。それを何とか取り出したい。 そういう不便さをウェブベースのクラウド・ストーレージが解決してくれる。Dropboxは、この箱の中にファイルを投げ込めば、どこからでも取り出して見ることができるし、投げ込むことも、書き直すこともできるという簡便さをこの水色の箱で伝えているように思える。また、一人だけに限らず、複数の人が箱の決められたファイルを開けたり、ファイルを投げ入れることもできるのも便利だ。 今のところは無料で使わせてもらっているが、もちろんビジネスが広がればお金を払って箱を大きくしてもらうつもりだ。

Austin,TX にGoogle Fiber(光ファイバー)がやってくる。どうするんだTime Warner Cable ?

電話、インターネットのようなサービスは一度契約すると、そのまま注意もせずに使い続けてしまう。同じ家に20年以上も住み続けて、Time WarnerのケーブルTVとインターネットに月々160ドルを払っている。スタートした時の値段は覚えていないが、途中でインターネットのスピードアップができるからと、アップグレードすると、新しい「箱」を持ってきて取り付けた。 そして、彼らは徐々に静かに(手紙はよこしたが)値段を上げ続けた。 テレビを見ることはあまりないし、沢山のチャンネルはいらないから3つくらいのチャンネルだけにして値段を下げて欲しいと言っても、(消費者も政治家も)、なんたらかんたら言って下げずにいる。彼らはiTuneによって壊滅的な打撃を受けたレコード業界をどうみているのだろうか。 それでは別のプロバイダーにすれば良いのに、と言われるかもしれないが、別の「箱」に取り替えて、悪化するのが怖い。それで、ずるずるとそのままにしていた。 そうこうするうちに、 Google Fiber がKansas Cityに続いて、2014年中にAustinを光ファイバーでコネクトしたネット都市にすると言う。 Google Fiber Rabbit Kansas Cityで出された料金表をみてみた。どうするTime Warner?  Googleと互角の勝負をするかい。 Gigabit  + TV >$120 Gigabit  Internet > $70 Free Internet > $300 工事費 AT&Tは関係当局に「受けて立とうじゃないの。でもデベロップメントの条件をGoogleと同じにしてよね」と言っているようだ。これは同じ市の中で、どこの地区をどう扱うか(どこに光ファイバーを引き込むか、引かないかと言った様な)といった政治的な問題が出てくるからのようだ。Googleは、「これについては自分たちの判断だから、口出すなよ」と言って、OKを取っているらしい。 ************************************************************** 2013.06.18 Google Fiberがやってきたら申し込むからね、と積極的意志を表すサインアップをしました。 サ

天才バカボンのパパも驚く発明 -  えりちゃん、この前の話の続き

文中の New   =  ( 乳)です。 ドイツで国際特許の仕事をしている娘から語彙のテストをされました。 前に読めても内容のわからない日本語の特許文のことを書 きまし た が、それは 第一に 私が自動車の構造に詳しくな かったからです。 それ に、 一文が長巻紙みたいに長 くて 、野坂昭如が書いたみたいな、 どこまで行っても終わりのない文章だからです。 でも、特許文というのは、どこの国の言葉であってもそういうものらしい ですね 。 今回は 「 New 房受けカップ」 についてです。 女性衣類に関するものだったので身近 で 楽しく、バルブとか、内部構造、圧力などという言葉は 見当たりません。そ れでも、「ブラのカップのワイヤーが、、、」と日常私たちが話す、その下着も、重々しく「 New 房受けカップを有する衣類」に区分される ことがわかりました。 「 New 房を受けるというよりは、支える、サポートの方が相応しいんじゃない?」と私が言うと、 「英語でも、やっぱり receive になると思う わ 。 support より意味の範囲が広いから」と 彼女 は答え まし た。 「なるほど」 キャミソールなども、この衣類に区分されてい まし た。そもそも彼女が読んでいた特許文というのは、 【課題】 New 房受けカップを有する衣類のフロント部分を自由に交換できるようにする。 というもので、その課題を解決するには、 【課題を解決するための手段】 New 房受けカップを有する衣類のカップとカップの間のフロント部分で、右 New 房受けカップ部Eを点Aから点Cで左右に分割できるようにして、分割した右 New 房受けカップ部Eを結合式Gを用いて結合できるようにし、左 New 房受けカップ部Fを点Bから点Dで左右に分割できるようにして、分割した左 New 房 受 けカップ部Fを結合式Hを用いて結合できるようにし、フロント部分Xやフロント部分Yやフロント部分Zと自由に色々交換できるようにした。 ブラといえども、特許となると、やはりXやYを用いた説明 なのでした。 しかし、フロント部分を何故自由に交換したいのか、そして、交換すると何が良くなるのか、それがはっきり 分かりません。   【発明の効果】お

家を売るのはお見合いみたいだ

オバサン「古家さんね、ちょっと年くってるけど、まだまだ綺麗だよ。それにとっても元気だし」 「きっぱり、やです。俺、人に自慢できるような可愛いくて若いのがいいんすよ。オバサン」 オバサン「そんな事お言いいでないよ~、学校もいいし、家柄もいいし」 (写真を放り出しながら)「ほら、一昔前のファッションで弛んだ顔して写ってますよ。今時は誰だって、みーんな整形するって。それも知らないなんて非常識過ぎる。『自分の顔を鏡で見てからにしろ!』って、俺は言いたいすっ」 オバサン「性格はいいのよ、ちょっと変わったところがあるけど。それに、、、何たって持参金つきよ。ちょっと考えてみない」 「、、、、」 お見合いという便利なサービスで結婚相手を探す風習が今時の日本に生き続いているのかどうか分からないが、ストーリーのキャラクターを オバサン=不動産や 古家さん=我が家 俺=買い手 学校=学校区 家柄=neighborhood、近所一帯 整形=アップグレード 性格=住み心地 持参金=ディスカウント と置き換えると、古い家を売るのは性格の良い娘を気に入ってくれる婿探しのような感じだった。疲れてきた外見はお金を惜しまず整形して、若く見せるか、それとも整形は一切無し、性格だけで勝負して、持参金を十分に出すのか。婿候補者を集めるためにパーティー(オープンハウス)を開くオバサンも多いが、決定的なフォーミュラはあってないようなものだった。我が家の場合には、 前にも言ったデータ重視のオバサンの「整形一切無しにしなさい」というアドバイスに従った。 忍耐強く婿を探すのは止めて、早めに持参金を膨らまして勝負に出た。膨らませた途端に、待ってましたとばかりに一人だけプロポーズしてきた。