スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2012の投稿を表示しています

ヒップな息子はLunchboxをクリスマスプレゼントにくれた

Christmas PresentにLunch Boxをもらう クリスマスの朝、渡された包みを開けたらランチボックスが出てきました。くれたのは23歳の長男のタイ。私のランチボックスにはオードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」のシーンがプリントされていて、デイヴのランチボックスはビートルズでした。 「サンドイッチを入れて、二人でオフィスに提げて行けよ」というメーッセージでした。 この人からのプレゼントは何が出てくるか、みんな、毎年ワクワクして待っています。とんでもないものが出てくるのです。 パンダの被り物をつけて喜ぶLudwig この他、パンダの帽子というか、被り物をLudwigにプレゼントしました。宇宙工学の博士になろうとしている彼も大喜びで、帽子をずっと被ったままでした。

Facebookに広告を出してみた

Facebookのページの右側に、Dr. Ozだの、「高校時代のクラスメートを探しましょう」、或いはUGGSのブーツの広告が出てくる。Asatte Pressだって、お金を払えばSystematic Martini Lifestyleの本を宣伝してもらえると勇んでサインアップした。 どのくらいのお金を一日に使えるのか どのくらいのお金を1クリックに支払えるのか 基本的にはそれを基に、広告のスペースが競売にかけられるのだそうだ。先週、サインアップした条件は次のようなものだった。 1.一日の予算10ドル 2.一回のクリックに82セントまで出す 3.年齢ターゲット 21歳以上 1Billion だかのアカウントのうち、67ミリオンが絞られて、更に実際サインインする人が凡そ6ミリオンと想定された。そのプールから、一回のクリックにお金を沢山払いましょう、とビッドした人(会社)が上から順に、いい時間、いい条件のFacebook使用者のページに現れる。次々に競り落とされて、残りがもしかしたらAsatte Pressにまわされたかもしれない。夜中の2時、3時、人が寝静まって使う人が殆どいないような時間帯に僅かに広告が出たのかもしれない。 結果は390人が見て、クリックの数ゼロだった。 「君、だいたい、82セントでは安すぎる、$1.81~$4.38が相場だよ」と分析されたお知らせが来た。もっとも、クリックがなかったからお金を払う必要がないわけだけれども。 今日、ためしにクリックの値段を$2に設定した。

Social Media Marketing - followerの売買が行われているという

Social Media Marketingを始めると誰もが取りあえず ブログ Facebook Twitter Tumblr Pinterest から入る。もちろん私たちもその競争に参加した。本を読むと、小さな企業でも大企業に伍して自分のブランドを広めたり、モノを売る競争ができるような事を言われる。が、ことはそう簡単ではない。 ソーシャルメディアに流れ込む情報は増え続けて溢れかえり、交通整理をするのが難しくなっている。また、誰もが限られた数の消費者の興味を引きたいとあらゆる手を使って努力をしている。数が少なくなってきた魚を大船、小舟が揃って釣り上げようとしているようなものだ。 ソフトウェア開発を専門としてきたデイヴはFacebookやTwitterのFollowerの数を増やすべく、そのメカニズムを探ろうと、様々な試みをしている。新発見は喜びよりも、フラストレーションで終わることが多い。例えばTwitterで、あることをお知らせしようと思い、WebsiteのURLをHashtagに入れたら、ゴマ粒アカウントはそれがブロックされてしまって、いくら鳴きつづけてもどこにも伝わらないということがわかった。 デイヴだけではなく、同じことに不満を持つ人が、「今までできたのになんでなんだよ~」と実験結果を突きつけてサポートの人に聞いたけれども、 「う~ん、サーチの方法が変わったんだよ」ということくらいの返事だった。 当たり前のことだが、結局、何人のFollowerを持っているかで影響力が決まるから、短時間のうちにその数を増やそうとすると、Followerを買うことになるか、お金をばらまくことになる(方法は様々だが)。 Fat Account and Tiny Account New York Timesにあるコメディアンが Followerを買ったという話 をしている。 どうも、6000人のFollowerが一つの区切りらしい。Social Media Marketingのコンサルタントや著者はまず、内容の充実したブログを作り、読者に有用な情報を与えて引き付けることが大切だと、言う。しかし、そのブログを知ってもらうにはどうしたらいいか。誰も「偽のFollowerを一万人ほどブローカーから買って、そこから始めるといいです」などと言わな

Lean-forward (前傾) media とlean-back(背伸) media

View of the Texas State Capitol Dome  View of the Texas State Capitol Dome and the UT Football Stadium PR over CoffeeというMeetupイベントがAustinの9th Streetのビルの20階にあるadpeopleの会議室で開かれると連絡があった。Austin Business Journalの編集長がメディアサイドから、PRをどのように捉えているかを話してくれるということだった。当初の予定より参加者の数が多くなり主催者側が困っているところにadpopleが場所を提供してくれたのだという。 Austinにはいくつかのナショナルレベルで有名なGSM&Dとか、T3という広告代理店があるが、その会社のことは全く知らなかった。19階のフロアーにエレベーターが止まると、この会社はヨーロッパの息がかかっていると思われた。何がアメリカのオフィスと違うのか説明し難いがそう感じられた。20階のペントハウスの会議室のフロアーに着くと、全方位のオースティンが眺められた。州議事堂の赤茶のドーム、テキサス大学のフットボールフィールドが同時に見渡せ、反対側に行くと特徴的なフロストバンクの建物と最近ニョキニョキ立ち上がっている高層のコンドが見渡せた。すごい! Austin Business Journalの編集長の話は当たり前だけれど、「なるほど納得」と聞かせるもので、話し上手だった。私たち、ゴマ粒みたいなビジネスオーナーが、どんなに自分たちのことを取り上げてもらいたいと思っても、 1.NewsがNewでなければ、彼らにとっては取り上げる価値がない。昨日、今日の出来事は既に古すぎる 2.どこかからファンディングがあったとしても、ニュースになるかどうかは、数字がものを言う。「インベスターが資金提供をしてくれた」とPRをしたくても、彼らは冷静な目でその数字を見ている。例外は「既に知られた、興味を呼び起こす人」の場合のみで、その場合には5万ドルくらいだって、ニュースとしての価値があるかもしれないと考慮するのだそうだ。 3.彼らは、棲み分けをしていて、これはAustin American Statesmanが取り扱うべきもの、これはAustin C

Testing

Systematic Martini Lifestyle by David Hetherington The Gift of Job Loss by Michael Froehls, Ph.D.

書く英語がしっかりできれば、この頃は話す英語を心配しなくてもいいかもしれない

アメリカの会社はなるべくお客様からの電話を取らないようにしている。「たらい回し」という嫌われている言葉は、一応人が電話に出てくれた後の行動だ。そこまで行き着くのが大変だ。ある時には800番を押すと、次から次に番号を言われて、その番号を押し続けると、振り出しに戻ってしまったりする。 この頃は「番号を押せ」という代わりに”...Say yes now!"などと録音された声が怒ったように響いたりする。ある時、私が怒鳴るように大声で電話に向かって答えても、スピーチレコには日本語訛りの英語が分からないらしく、電話システムは困って直ぐに人間を出した。それ以来、ソフトに話すか、すぐに0を押してしまう。 Amazon、Facebookなど、最前線を走る会社のウェブサイトには電話番号というものは出ていない。また、Contact usやQuestionsのページを探し出すのを難くしていて、その意図が見え見えだ。もっとも、彼らは想定できうる質問をリストしてそれにすべて答えを出しているから、人間の出る幕はないでしょう、と言うと思うが。それでも、たいていの会社はWebのContact Usというページに行くと、質問を書き入れてメールして答えをもらうか、チャットをしてその場で答えをもらえるようになっている。これは早くてありがたいが、大慌てで英語を書かなくてはいけない。今日、チャットをする必要があったのだが、初めに「私はESL(English as Second Language)の人間なので、文を書くのに時間がかかります。我慢してください」と言って始めた。結局、すぐに必要な情報を得ることができた。 前はFacebookなど、人がアップしたものは見るけれども、自分が書き入れることはそんなにしなかった。でも、これも慣れの問題と思って、最近、積極的にできごとをアップしたり、コメントをしている。日本語と英語のコメントを人やモノ、事によって書き分けている。別に難しい事を書く必要はない。「そうだよね」”Cool!, Cute!"くらいでよかったりする。電話をすることが少なくなり、若者はテキストメッセージで用事を済ませ、大学では教授とのやり取りや、ディスカッションも「書く」ことが中心になってくると、瞬時に考えをまとめて英語で表現する必要が出てくる。それが、ますます多くなってい

Grouponのようなゲーム的、競争ショッピングは人気が薄れた

去年あんなに大騒ぎしていたGrouponの事を人もメディアも今となっては何も言わない。でも、どっこい生きている。しかし、株価を調べてみたら25ドル位から下がり続けて今は4ドルを切っている。 「Grouponで安く買って得をした」と人がゲームをするように騒ぐので、去年の夏頃だったか、「私もちょっと見てみよう」と登録したら、途端にInboxが「あと何時間したらこのクーポンの有効期間が過ぎてしまう。早く買いなさいョ」という人をせかすようなメールで一杯になってしまった。格別買いたいと思うようなクーポンがあるわけでもないので、すぐにメールリストから外してもらった。 静かになった今、再びWebsiteをのぞいてみたら、結構おもしろい。どの位需要があるのか知らないが、Austinのエリアでピストルを所有したい、だから、そのためのトレーニングを受けたいとしたら、299ドルから69ドルにディスカウントされたトレーニングコースのクーポンをGrouponで買うことができるし、北欧マッサージは49ドルから24ドルに下げられたものを手に入れられる。20ドルの靴の修理が10ドルでできる。いいかも。 但し、クーポン慣れして、安くモノを買うのが好きで、Vice President of Coupon Managementと呼ばれている私でも、今この時点で、お金を払ってコミットしたくない。いくらマッサージが51%Offになっていても、今ここでお金は払いたくない、ディスカウントクーポンをプリントアウトして、後で使うかどうか決めるのはいいけれども。 沢山の人が競争していた去年は「あと5人分しか残っていないとか、あと2時間で終わり」と言われると、他の人には負けたくないという気持ちでその場でクーポンを買ったのだろうけれど、そうした競争と勝利感は全く無くなってしまった。今時、 「私、Grouponで75%引きのクーポンを買って、レストランに行ったのよ」と自慢したくても、 「ふーん、それで」と、誰も羨ましがることはないだろう。 競争>勝利>自慢>喜びのSocial Commerce要素は消えてしまった。 eBayも初期はユーザーが狂ったように競争して値段を付け合っていたが、そのゲーム感は既に無くなり、今はオンラインショップの一つの形に収まっている。 安く買うために、Google S

Social Commerce - Curator(品物を見分ける人)が鍵を握る

Curator、キューレーターと言えば学術研究員などと訳されて、美術館・博物館・資料館などで、収蔵物の研究をしたり、収蔵するかしないか決めたり、博学の人と理解されている。 Social Commerceを調べていくうちに、何度も何度も、このCuratorという言葉にぶつかった。ここに現れる、キュ―レーターは別にアカデミックな知識は必要ではなく、インターネット上に有象無象に散らばる商品をクールかどうか見分けて(買いたいものかどうかをかを見分ける。買う必要はない)、それらの写真やイメージを集める人のことらしい。Pinterest, Tumblr,Fancyに加わえて、今日はAhalifeとFabをチェックしてみた。両方ともやはりイメージセントリックなショッピングサイトだ。 Ahaは、これだ!、ピカッとひらめいた時に思わず口からこぼれるAha!からとったものだろうけれども、はっきりと趣味の良い、高価格の品に特化したいという意図がわかる。Pinterestとも、Fancyとも違い、今のところは、「良いモノを見つけたら情報を知らせてください。あなたが探してきたものを、私たちが最終的にそれを採用するかどうかを決めます」と言っているようだ。事実、このWebsiteにはCuratorとして、Tim Gunnとか、メディアタイクーン、Rupert  Murdochの奥さん、Wendy Murdochなどの名前と写真が並べられている。そこいらの目利きではなく、Rich&Famousが最終的に選んだ、と言いたいようだ。実際、彼らがモノを取捨選択するのではなく、下っ端社員が決めるとしても。 Pinterestと同じように、この会社にも日本の楽天が出資している。楽天はBuy.comも持っているので、囲碁をやるように、少しずつAmazonを囲んでいこうとしているのかも。ところで、楽天のWebは昔の駅前の商店街か、アーケードのようにお世辞にも洒落ているとは言い難い。意図的にお客を迷い込ませて、買い物時間を長くしたいのだろうけれども。今までBuy.comで買い物をしたことがないけれど、みてみたら、やっぱり楽天的な商店街的雰囲気を感じた。 Fabでは、「商品を売りたかったら(パートナーになりたかったら)連絡してください、とあったので、試しに必要事項を書いて送ったら、「私たちの

Face-to-face Networking and commerce、Oak Liquor Cabinetで

Social Mediaを使って、お客さんをかき集めようとマーケティングのエキスパートが唱えているが、簡単ではない。実感している。そうこうしているうちに、この頃親しくなった、 Oak Liquor Cabinet のRajから電話があって、 「金曜日にRepublic Tequilaのプロモーションをうちでするから、一緒にSystematic Martini Lifestyleの宣伝をするといいよ」と言ってくれた。二つ返事ででかけると、 Republic Tequila Owner Tom at  Oak Liquor Cabinet いかにもテキサス人という装束のRepublic TequilaのオーナーTomがお客さんにテキーラを振る舞っていた。奥様と話したら、会社はAustinがベースだけれど、テキーラはメキシコで生産しているとのことだった。それはそうだろうな。 Dave and Tomoko at Oak Liquor Cabinet 私とデイヴはワインの棚のすぐ傍で本を並べた。 夕方、沢山のお客さんが次から次に訪れて、ウィスキーやワイン、また、Tomからテキーラを買っていたが、その一人一人とRajはちょっとした会話をしていた。女の人には誰にでも"mama"と言うのがおかしかった。見ていると、このお店は単にお酒を買いに来る場所ではなくて、お客さん同士の社交の場所でもあった。バーに行く代わりにお酒屋さんのRajのところに行って、プロモーションのお酒を飲んで、そこに集まる人と話をして、お酒を買って帰る、という感じだった。Face-to-faceのNetworkが成立していた。 私たちもそこで知り合ったLaurenと話をしているうちに、彼女がOak Liquor CabinetのIT,メデイァ、もろもろを担当しているのだと知った。彼女は私たちの写真を撮って、 「うちに帰ったら、あなたたちをFacebookに載せるからね、明日、ラジオ局が来るから宣伝しておく」と言ってくれた。 家に着いてFacebookを見たら、彼女、既にラジオ局がやってくること、他に幾つかのウォッカと、ウィスキーの試飲会があることをFacebookに載せていた。 お店を閉める間際に、私はTomからテキーラを

Boy Scouts Popcorn Fundraiser - Social Skill 養成プログラム

Annual Boy Scouts Popcorn Fundraiser ドアを開けると、小学生の男の子がボーイスカウトのポップコーンの袋を持って立っていた。 「ポップコーンが届いたのね」 「はい!!」と元気よく返事をするが、それ以外のことは言わない。一緒に付いて来た妹が、 「あのね、Thanksgivingにはママの家族が来たの。沢山の人が集まったのよ」と、ポップコーンには関係ないが、会話の空白を埋めるように私に説明した。お父さんが、 「言わなくてはいけないことがあるだろう」と男の子に促すと、これから重要な案件について報告しますと言わんばかりに、大きく一呼吸して、 「ポップコーンの売り上げの70%はボーイスカウトの活動のために使われます」と説明した。 彼はこの説明の内容を全く理解していないだろうし、説明の必要性も分かってはいないだろう。が、ポップコーンを買ってくれた人にはそれを言うようにスカウトマスターから言われていたのだろう。とにかく、オーダーに従ってやるべきことをやった。 今にして思う。私は我が家の子供たちのせっかくのソーシャルスキルの訓練チャンスを逃してしまったと。デイヴはいつも忙しかったし、子供と一緒にドアを叩いてモノ売りをするなんてとんでもないことだったろう。 毎年この時期になると、ポップコーンを売る必要があった。ボーイスカウトの年中行事で、確か、幾らくらい売るか、ターゲットが課せられたと思う。男の子二人が同時にボーイスカウトをしていたので、私の友達と「バーター取引」のように、「じゃ、私があなたの息子さんから買って、あなたがうちの子から買って」というようなやり取りをして、残りは自分で支払って目標額を達成していた。 馬鹿なことをしたものである。子供たちはそれを見ていた筈だ。 本来は子供が自分で近所を回って注文取りをする筈が、子供が乱暴をされたり、危険な目に会う可能性があるので、必ず親が一緒に行くように、と注意されると、それは親の「お仕事」になった。中には職場の同僚に一斉にEメールを流して注文取りをするような親もいた。 しかし、よく考えてみると、子供がよその大人に ‐ 挨拶をして ‐ ファンドレイザーの趣旨を説明して ‐ 買ってもらう(達成感を味わう) ‐ 断られる(ふて腐れずに続ける) ‐ 挨拶をする

Social Commerce - FancyのBlack Fridayのお値段リスト

Social Commerceの Fancy にアカウントを持って数週間が経つが、最近セールのお知らせメールが幾つも幾つも届くようになった。今日はアメリカ中がどういう理由かショッピングをしないといけない日、Black Friday! 20%ディスカウントのコードが送られてきた。 Saleのカタログを覗いてみると、あるわあるわ、Rolexの時計からAlexander McQueenのレザーコート、グリルのミトンがランダムに一緒にリストされている。 愉快だ。 明らかに値段やブランド、商品の使い道でカタログを分けてはいない。 Rolexの時計 $7550 Zaraのセーター $80 Ralph Laurenのレザーパンツ $2398 Kuhnrikoの泡だて器 $30 Christian Loubutinのサンダル $1000 DIY 計算機 $15 Jaeger の時計 $26000 黒と白のM&M チョコレート $20 犬用の歩行器 など等がだらだらと留まることなく現れる。 これ等はすべての人のアカウントに同じように現れるのか、それとも、こういうものを好きそうな(買いそうな)人だろうとコンピューターが過去のデータから決めて、このBlack Friday用に作成したものなのか分からない。 Rolexの時計は好きでも買えない。私の財政状況は少なくとも把握されてはいないようだ。試しに、Ralph Laurenのレザーパンツをショッピングカートに入れて、クーポンのコードを入れたら、ちゃんと$500ドル近くが値引きされた(そして急いでカートから削除した)。もう後数時間しか残っていないけれども、高価なものを買いたかったらすごいチャンスだ。 それにしても、BBQ用のミトンと、$26000ドルの時計を並列して平然と売っている姿が結構好きだ。

進化するTokyo, Yokohama、80年のままの大阪、70年で静止した木更津

東京、横浜、大阪、そして木更津に行った。 11月9日、JETROに用事があったので、六本木ヒルズに行った。テナントの表示を見てみると、圧倒的に金融関係と中東諸国の、政府にバックアップされているような国際企業が多い、やっぱりなあ。テクノロジーや製造業はここには入っていない(高くて入れないと想像)。 真新しい泉ガーデンタワーには沢山の黒い背広を着た外人がいた。オースティンで背広姿の人々を一度に沢山見ることは稀で、珍しいモノを見て得をしたような気がした。こういう場所で働いている人々は誰彼にかかわらず、勝ち組の、自信オーラを発散しているように見えた。 Roppongi Izumi Garden Tower 泉ガーデンのテナントは圧倒的にクレジ某のような会社だった。何も六本木に限らず、夜の有楽町界隈も銀座もぴかぴかだった。品川ですら、高級そうな街に変わっていて、その昔、駅の高輪口と港南口をつないでいた、びたびたと湿って落書きの多かった通路は跡形もなく、そのことを覚えている人も殆どいないのではないだろうか。この港南口から姉たちの住む木更津にアクアラインを通ってバスで行った。 Shinagawa Station 品川駅朝8時半。背広姿が多い(当たり前)のに感動して写真を撮る。オースティンではこのようにフィットしたスーツ姿など見ることは無いし、日本の若者はずっと洒落ている。傍で大きな白人の男の人が私と同じように通勤風景を写していた 品川駅港南口風景 木更津 はいつ行っても昭和のまま、70年代で動きが止まってしまった。 横浜方面の眺めを楽しむ猫 太田山のてっぺんからは遠く横浜、川崎、それに東京のスカイツリーまでが一望できる。そのような場所があっても誰もそれを使って「一儲け」しようとする人がいないようで、猫ばかりが沢山集まって、眺めを堪能していた。同じ木更津でも金田地区には三井のアウトレットができたというから、そこだけは東京や横浜で見るような、グローバルな最先端の日本が見られるだろう。しかし、駐車場を出てしまえば、相変わらず手提げ袋を下げているオバちゃんがアサリを買う木更津がそこにある。 大阪は動いているけれども、全体に煤けた過去の感じがした。使えるうちはアップグレードする必要はないとでも言う

Social Commerce - Pinterest, Tumblr, Fancyを使ってみて

Facebookは大学生の子供の生活状況を知るのに役立った。 2005,6年頃、Facebookはまだ特定の大学のInvite Onlyのインサークルのためだった。2007年に、長男が大学に入ったあたり、敷居が低くなって間口が広がった。私も子供たちのフレンドにしてもらった。積極的に子供の赤ん坊の時の写真のポストするような嫌がらせはせずに、彼らが家から離れて元気に生活しているかどうかを時たまチェックした。日本の旧友たちと再びつながった。ありがたく、とても有効な社会的インフラだと思っている。億の人間に無料でこのインフラを使わすことができるのはビジネスとして信じがたい。が、頭の良い若者たちは無料と並行して広告代を稼ぎ出すようなビジネスモデルを考えているだろう。 去年Asatte Pressを立ち上げてから、ソーシャル・コマーズに参加している。参加してはいても、「お~い、待って、みんな何やってるの?ルールがよく分からない」と後から追いかけていたのだが、 ‐ このブログに現れるGoogleの広告 ‐ Pinterest ‐ Tumblr ‐ Fancy を実際に使ってみて、やっと凡そのソーシャル・コマーズの形が見えてきた。 Google はもちろん、サーチページに現れる広告、このバナーに現れる広告、ショッピングページなど、ありとあらゆるインターネットのページを自分の広告板にしてしまった。私たちはそれを見ながら、無料で必要な情報を得ている。 Googleのエンジンは、私の動向を知っている。例えば、私が Fancyのカタログページに , ドイツのおもちゃを お気に入り(Fancy)にしたとたん、Fancyとこのブログとは繋がりが無い筈なのに、ストーカーのようにブログのバナーにこのおもちゃの広告を載せだした。 このおもちゃ会社がGoogleに広告料を払っているのか、それは定かではないが、何か、Googleの行動は思い込んだらどこまでも追いかけて行くという、内向性が感じられる。また、Googleのクッキーは今、私が何を見て、何を好きなのか知っているので、このおもちゃをバナーに出して、「クリックしろよ、買えよ」とささやいているわけだが、そのささやきに負けて、私が自分のブログの広告をクリックした途端、私はGoogleの広告プログラムから追い出されてしま

Oxford大学の入試プロセス(あるアメリカ人学生の場合)

最近出版したSystematic Martini Lifestyle を Oxford大学の学生に送付したのは先週のことだ 。 あて先はデイヴのUC San Diego時代の親友エリックの息子さんだった。学生時代はつるんでいた二人も、「大人になった」ら其々の人生を生きるのに忙しく連絡が途絶えた。それを復活させたのは(昨日二人は2時間Skypeで話していた)、エリックではなく、息子さんだった。 息子さんは何度も父親の学生時代の話で出てくるデイヴが今何をしている人なのかサーチしたのだろう、それをエリックにメールで知らせたらしい。そして、友情復活、シャンシャンというわけだ。 我が家はアメリカと日本を往き来していたが、エリックの家族はアメリカとオーストラリアだった。デイヴの話によると、5年住んだ後にアメリカに戻ってきたが、二人の子供からAussieのスピリットを抜き取ることはできなかったようだ。お嬢さんは高校に入るなり外国人クラブに入部して(そこに所属することが居心地よかったのだろう)、その後オーストラリアではなく、オーストリアに交換留学したのだそうだ。 息子さんの方はお姉ちゃんが交換留学するなら、自分もとやると自ら交換留学することを決めて、中国の田舎の学校を選んだのだそうだ。アメリカ人など皆無の学校で一年過ごして、オレゴンのユージンに帰ってきた後のことは聞いていない。二人が同時に留学したのは、お姉ちゃんの高校最後の年を家で一緒に過ごせるように、というからとても仲の良い兄弟なのだろう。 どうしてOxfordに行きたかったのか、そのあたりはデイヴもエリックも話さなかったのかもしれないが、聞きそびれた。 入学の申し込みが済んでから(どのようなペーパーワークが必要だったのか、わからない)、暫くたって、大学側から、 ‐ 0月0日の何時にインタビューをするから、来なさい、と連絡が来た(=Oxfordに出かけて行けなければアウト) ‐ 息子さんはユージンから、ロンドンに行き、バスに乗って何とか学校に行きついた ‐ インタビューの部屋に入ると、中には3人の教授がいた。「黒板に書かれた命題を解いて、それを説得しなさい」と言われて、彼は興奮して、やり通した ‐ 答えは間違っていたかもしれないが、兎に角、「楽しかった」のだそうだ ‐ 入学許可 というプロセ

Texas の9つの大学Career Fairで見えたもの

University of Texas at Austin  Business Engineering  Natural Science  Liberal Arts Architecture Communications St. Edward's University, Austin, TX Univeristy of Mary Hardin Baylor, Belton, TX Texas State University,  Mass Communications, San Marcos, TX 10月は9つのCareer Fairに出かけた。2013年のインターンシップのリクルートが主な目的だったが、会社の認知度を高める目的もあった。出店料じゃない、登録料は上はUTの理系の500ドル前後、下は「来てください」とお願いされたみたいな登録料ゼロの建築。残りは雇用市場の需要・供給関係で決まるみたいだった。学生から受け取ったレジュメを見て、どんな学生がいるのか雇い主の目、同世代の子供を持つ親の目で学生を見ることができ、また、同時に大学、それにブースを出している企業の動向を垣間見ることができて興味深かった。 4つの大学を訪れたのだが、建築・住宅産業の低迷をよそに、大学は未だに建築ブームだった。他人事ながら、「こんなに大風呂敷を広げて、この施設を維持する経済的裏打ちがあるのだろうか」と心配した。たいてい成功した卒業生は学校に寄付をする時に「俺の名前を冠して新しい建物を建てろ」とは言うけれども、「維持費が大変だろうから、その為にお金を寄付するよ」などとは言わないだろう、などと余計なことを考えた。大学は今、バブルにある。 雇う側に人気のある、テキサス大学工学部のCareer Fairなどは、ただで渡されるTシャツを集めて回ったら、この先当分、自分で洋服を買う必要がないのではと思えるほど各企業がただのものを学生に渡していた。同じテキサス大学の中でも、景気の停滞している建築業界のCareer Fairはブースを出している会社がことのほか少なく、ボールペンすらテーブルに並べていない。工学部の賑わいとは格段の差がでた。 私たちの会社は建築会社でもなければ、設計事務所でもないのだけれど、この夏休み中に二人のインターンをグラフィックアーティスト

Systematic Martini LifestyleをOxfordに送り出した

普通の作家は本を売りだしたら、その本の注文が、どこの誰から入ったなどと気にしないと思うのだが、私たちの本は勢いよく売れているわけではなく、また、オンラインで注文が入ったものを自分で送付しているので、どこの誰かがわかる。 「おおっ、注文が来ているぞ」 「どこの、誰かしら?」 と、オンラインストアの注文リポートをわくわくしながら見ていたら、 今日の注文は、何とデイヴの大学時代の友人からだった。彼らは大学時代には年中一緒の行動をとっていたらしいが、就職し、結婚して家族を持つとその関係も薄れていった。ことに、我が家は日本とアメリカを行ったり来たりして、友達はオーストラリアに移ると一層連絡が途絶えがちになった。 デイヴは古い友達の誰にも本を出版したことは言っていなかったので、友人は偶然、Googleか何かでサーチしてデイヴの近況と本のことを知ったのではないだろうか。 本の送り先はOxfordのカレッジになっていた。明らかに友人の息子さんはOxfordで学んでいるのだろう。この、American Techie 父さんが若い世代(我が家の息子を含む)のために書いたエチケット本を息子さんがイギリスのエリートたちに見せたら、彼等は大笑いするのではないだろうか。 「ふん、アメリカ人は無知だな」とエチケットの大御所たちは言うかもしれないし、 「先っぽの矢鱈にとがった靴は買うな」とか、「可愛いファッションモデルとロマンチックに太平洋の日没を見ながらウォッカを飲むんだったら、ファンシーなブランド物を買う価値はあるけれども、遊び仲間と大騒ぎしながらカフェインドリンクと混ぜたり、ゴミ箱を使って大量のドライアイスを入れたドリンクを作るんだったら、もう安いのが取り柄というだけのウォッカで十分じゃないか」というようなコメントを面白がるかもしれない。 また、地元オースティンの私立大学の図書館からオーダーが来たのにもびっくり。しっかり、割引コード付きで注文をしてきたので、明らかにTexas Book Festivalで私たちのブースに来て、ブローシュアを取って行ったか、取って行った人から、そのブローシュアを渡されて、「まあ、いいか、一冊くらい注文してみようか、試しに」ということになったのかもしれない。いずれにしても、嬉しい。

Texas Book Festival - 屋台ビジネスは儲からないが楽しい

Texas Book FestivalはAustinの州議事堂を取り巻くようにして建てられたテントで開かれる。出来上がったばかりのSystematic Martini Lifestyleを持ってTent 2 Booth 203のブースでお客さんを待った。 At the Texas Book Festival Tent 2 左隣はBook Festivalのベテラン、テキサスローカル歴史家のドン。毎週どこかのフェスティバルに出かけていると話した。 こんな風に結構沢山の人が見てくれた。本を手に取って、話を聞いて(説明が必要な本は売れない)、「すご~く、いいアイディアだ」と言って、そして去った。ブースから人の行動を見ているうちに、前の青空市で体験したように、人の服装、仕草で、 ‐ ただ、お祭りに子供を連れてきた人(本を買うつもりはない) ‐ テーブルに人寄せのために置かれたキャンディー、バック、スティッカーなどを集めに来た人 ‐ 何か、買おうとしているが私たちの本とは違うジャンルのモノを求めている人 ‐ 私たちの本を買いそうな人 を種類分けできた。もちろん、寄ってくれた人には一生懸命に応対した。面白いことに、Systematic Martini Lifestyleを買ってくれた人は、テーブルに来て、ペラペラとページをめくって、一分もたたないうちにクレジットカードを出してくれた。 右隣はプログラマーとファイナンス関係者が3人集まって、子供向けにお金のことを説明した本を作って売っていた。私たちのものと違って、40ページと本は薄くて小さいのだが、イラストレーションにお金を費やしたと言っていた。 二日目の昨日の朝、両隣の人たちと話していてわかったのは、「よく売れない」ということだった。 ドンは「去年のフェスティバルでは、一日目に40冊売れたけれども、今年は30冊いったかなあ。このフェスティバルは出店費が高すぎる。来週はGruene(AustinとSan Antonio の中間点位に位置する)に行くけど、あそこはいいよ。安いし、よく売れるし」と話した。別の人の説明では 「このテントの隣にHEB(スーパーマーケット)のテントが立ったから、人の流れが変わって、去年の三分の一くらいの人しか来ない。出店費用を安くするべきだ」と怒っていた

ビデオ制作に加わったモデル・女優はマルチタレントのTexas Gal

出来上がった本のプロモーションのためにビデオを作ることにした。 予算が極端に限られているAsatte Pressには、ラッキーなことにただで出演してくれる人がいる。長男のタイだ。 「ソーシャルスキル・ゼロの役をやって」と言えば、平気で長髪のかつらをかぶって、ピザを食らって、騒ぎまくるし、「ブレザーを着て、マティーニをお客さんに出す役をやって」と言えば、にこやかにその役をやった。 平日の夜、集まってくれたのは博士課程を終えようとしている数学者、それにデイヴが面倒をみたハイテク会社に勤務する人たちで、洗練されたパーティーアニマルとは程遠い。しかし、クールにパーティーを楽しんでいる雰囲気を画面に映し出す必要があった。それを助けてくれたのが二人のプロの若い女優兼モデルのケルシー、モデル兼歌手兼ピアニスト兼ギタリストのキムリーだ。 タイ、ケルシー、キムリーのミントマティーニシーン クラシック・ダーティーマティーニの場面 このあたりは和気あいあいと進んだ。二人はワインやマティーニが変わるたびにドレスとヘアスタイルを変えた。メーキャップアーティストがいなくとも、とまどうことなく、自分で変えていた。とにかく、低予算なのだ。 長髪で居心地の悪い役をしているタイと、パーティーを楽しんでいるゲスト役たち 華やかな二人は、もともと静かな性質のお客さんたちを盛り上げてくれて、何とかビデオを作り終えることができた。実に、ケルシーはテキサス大学で映像ジャーナリズムを勉強していて、ビデオのナレーションもしてくれた。 長身で足が長く、モデルになるために生まれてきたという感じの彼女はテキサスの農場で生まれ育っている。家に馬がいて、度々競技会にも出たりするらしい。また、それでいて、ファッションショーにも出るし、ランボルギーニの傍でポーズした写真もあるし、また、男性雑誌にビキニ姿で登場するというから、立派なプロだ。自然と人を引き付けるオーラを醸し出している。 しかし、超低予算のAsatte Pressのプロジェクトをよく引き受けてくれたものだ、と不思議だったが、どうも、ビデオグラファーのジェフが他に引き受けた仕事に彼女がやってきたので、「ついでにどう?」と仕事をくっつけてしまったみたいだ。 キムリーも歌手・ピアニスト・ギタリストで、かつ、講師

"Members Only" Society

昨日は3つの異なった組織からメンバーにならないかと勧誘を受けた。 Austin Chamber of Commerce。先月、たまたまDaveと出かけた、Austin Wine and Food Foundationのオープンハウスで会ったRheaと話したら、彼女はChamberのメンバーを勧誘する人で、私がちゃらちゃら愛想良く受け答えしていたら、早速、彼女の上の人がオフィスにパンフレットを持ってやってきた。組織そのものはある意味、役に立ちそうで、ある意味、その組織を使いこなさないと、「会員費用の元が取れない」という感じだった。オリエンテーションでは、次々に紹介されたスタッフの誰もが 「何でも私たちに言ってくださいね」と念を押していた。 会員になっても、黙ったままでいると、年に何度かの懇親会に出るくらいで終わってしまい、 「なんだ、別に商工会議所って言ってもな~んにもしてくれないじゃん、売り上げが増すわけでもないし」 と文句を言って、翌年はメンバーシップの更新をしないかもしれない。それは困る。そうではなくて、自分の方から積極的にニューズレターを出して、自分の会社でも個人でも名前を知らしめるなり、 「こんな人知らない?公的資金を得るためにはどこにコンタクトするのかと情報収集をして、また、いっそ、自分が役員になって政治的パワーを増すとか、自分の方から動いて、会員であることの特典を使いこなせと言っているような気がした。 「いまのところ、投資ばかりで収入ゼロだから、お金が入ってきたらメンバーになると思います」と答えておいた。確かに、役に立ちそうなところもあった。 そのAustin Chamber of Commerceがバックアップした、Small Business Conferenceに昨日は出かけて、 既に、Small Businessとしてやっている(必ずしも確立したとか、成功したとは言えないかもしれないが)先輩たちのブースに立ち寄って話を聞いたり、ケイタリングをしている人たちから、試食をさせてもらっていたら、誰かに肩をたたかれた。Rheaだった。やっぱり、こういう人は人の顔をよく覚えている、そう言っている私も、彼女のことがすぐわかったのだが。 このコンファレンスの後、Great Austin Asia

ショック。製本の値段が2倍半に跳ね上がった

9月の末にAustinの地元の印刷会社にSystematic Martini Lifestyleを頼むことに決めた 。その前に頼んでいたテネシーの会社よりはずっと安いし、プルーフを見た限りではプリントとも鮮明だった。 「これで行こう」と、喜んで500部頼んだのだが、なかなか刷り上がったという連絡がこない。その上、2度目のプルーフチェックが途中であった。まあ、注意を払っているとも言えたが、期限と部数を何度も聞かれて、「とにかく、できるだけ早く」と言いながら催促して、一昨日、やっと28部を引き取った。 Systematic Martini Lifestyle 喜び勇んで、”Trip to an  Upscale Bar"の章で協力してくれたAustin Cake BallのRachaelに本を届けて、全てが上手く進んでいたと思った。来週の木曜日までに約束の500部を揃えてくれるはずだったが。。。 Rachael holding our Martini Lifestyle book 今朝、セールスの人から連絡があって、「値段の設定に大きな間違いがあった。あなたたちに何度も、『この値段で大丈夫か』と訊かれたが、やっぱり大丈夫ではなかった,ということで、呼び出されてオフィスに出かけて話合いをした。結局、2倍半に跳ね上がり、前に使っていた会社と同じような値段になった。ガーン!来週の末にはTexas Book FestivalがState Capitolで開かれて、私たちはブースを出すので、売れる売れないに関わらず、数の確保をしておきたい。この期に及んで新しい値段を拒否することができなかった。 結局、話し合いの後、できあがっていた86冊を引き取り、新しい値段で500冊のかわりに合計336冊を刷ってもらうことになった。その後は様子を見ながらということにした。 彼らにしてみたら、随分と大変なお荷物プロジェクトを引き受けてしまったと、今になって思っただろう、なにしろ320頁で、カラー写真が500枚を下らない。 「前の会社が作ったものを見て、私にもできるっ、もっと良く作れる」って思いが先に立って、計算違いをしちゃったのよね。本格的にプリンターが動き出して、「え、こんなに時間がかかるの。これじゃ、採算が取れない」って青くなったの、恥ずかしいこ

Social Mediaは霧のようなものか?

Asatte Pressのビジネスモデルはソーシャルメディアと深く関わっている。というか、不特定の多くの人に関わりたい、関わって欲しいと切望している。 「深く関わってください」とお願いしたくとも、そのお願いの仕方がわからなくて、五里霧中、もがいている。そもそも、やっている本人が「なんで、いちいち、5分ごとに自分の行動を人に知らせなくちゃいけないんだ、なんか変だぞ」と常々思ってきたのだから、その同じ人が不特定の人と関わりあいたいって希望しても、それはとても難しい。 「やーね、古い人って、全く、話が分かんないんだから」と若者に言われても仕方が無い。言うだけでなく、彼らは目玉を回して、肩も上げて、見捨てるようにそっぽを向いている。 ソーシャルメディアでの繋がり方は気まぐれで、霧みたいにどこかから湧いてくる。新しい方法が湧いてでてきた、と思うと暫くしてサッと消えてしまう。 こんなストーリーを思い描いてみる。カリスマ性のある、気まぐれな女の子(女性じゃなくて)が、急に通りの窓に勝手に絵を描きだしたら、次々に人がそれを”Cool!"と言って真似をして大きな流れになった。 隣の通りでビジネスをする人たちが、「これはいい」と、人を雇ってやっぱり窓に絵を描かせて、とりあえず、その通りも負けずに絵で一杯にした、理由ははっきりとはしないけれど、「遅れちゃなるまい。それに、きれい、可愛いモノに理屈はいらない」と。次の通りも遅れまいと広がって、、、 そうこうするうちに、気まぐれな女の子は「あの人たちって、真似ばっかり。つまんない」と、雨も降らないのに派手なメッセージの書かれた傘を持って歩いた。ビルの上からそれを見た人が、「これはいい宣伝になる」と、人を雇って広告の入った傘を持たせた、、、 と、こんな具合に次から次に大勢に影響の無い、どーでもいいようなものが、新しいモノを欲しがっているコミュニティーのどこからか湧いて出てくる。非常に混み合っているソーシャルメディア界で皆が皆「気まぐれな女の子」になりたがり、ビジネス界はその「気まぐれな女の子」が次に何をするか、必死にくっついてビジネスチャンスを狙っているような気がする。 Social Media界の大御所はFacebookだが、彼らの実用的な通信手段、連絡網は今や社会的資産になっている。 秘密組織め

Austin Open Air Marketでテントビジネス

人の大勢集まるところで屋台を出してマーケティングの必要のない、分かりやすいモノ(食べ物、ハンドクラフトなど)を売るのは楽しい。もう何十年も前、Hondaのモトクロスのレースが開かれた桶川で、焼きそばやをしたことがある。クラブの活動資金つくりのためだったが、プロのてきやのオジサンが屋台の下見に来て、 「もうちっと台を前に出した方がいいぞ」などとアドバイスをしてくれた。適切なアドバイスに従ったせいか、よく売れて、この上もなく楽しかった。 今朝の雷を伴う雨はテントを建てる頃にはすっかりあがり、理想的な屋台日和となった。 Austin Open Air Market 問題はトマトや手作りのジャム、ネックレスなどを売るのと違い、味のしないポスターと本を並べて売ろうとしたことだ。それによくわからないCloud Computingのバナーを背にしては、人は寄り付かずに、隣の手作りパスタのほうに引かれていった。 Asatte Press Logo and Cloud Computing Banner m 「一人くらいはお客さんに来て欲しい」と我慢強く待っている。目の前を通りるのは、 こういうカップルとか、乳母車を押している若いカップル、マーケットの主催者に進言というか、からむというか、延々と話をするおばあさんなどばかりで、私たちの本やスキルセットをソーシャルメディアを使って届けようとする意図に興味を示しそうな人は全くいない。朝方雨がふっていたせいもあり、デイヴの服装はソフトの説明よりはカボチャを売る方が似合っている。 空気で膨らまされた小部屋の中をジャンプする遊び場を持って来たオニーさんだけが人(もちろん子供とその親たち)を集めていて、羨ましく見ていたら、その小部屋が急に萎んで中から大きな泣き声が聞こえた。隣で演奏していたバンドの人たちやら、見ていた親たちがあわてて倒れていくバットマンを押さえて空気を入れなおしていた。 演奏に戻ったバンドの面々 そうこうするうちに、私たちに興味を持って話しかけてきた男の人がいた。 熱心に説明するデイヴ この後、中年のカップルが現れて、大いに話が盛り上がった。両方共が本格的なバイクライダー(オートバイではなく、自転車)で、ご主人はランス・アームストロングみたいに黄色のバイクシャツを

雨のOpen Air Marketでポスターが売れるだろうか

日曜日の朝6時半。外は雨が降り雷まで鳴っている。普通の日なら何ともないのだが、2時間後には家の近くArboretumで 青空市(Austin Open Air Market )にテントを出すことになっている。カボチャやトマトを売る人の間で、 Wine and Cheese: A Love Story のポスターを売ろうとしているのだ。 困った。雨(水)とポスター(紙)の相性はよくない。 先週のIIBM10Kレースでは北風が吹いてテントに寄ってくれた人は2人だけだったが、雨の中でポスターを買おうとする人はゼロだろうなあ。10Kレースと違って、今回の参加費用は25ドルだけだからいいけれど。テントビジネスの目的は今月末に州議事堂で開かれる Texas Book Festival で本を売るときの予行演習をするためだ。クレジットカードでの支払いをiPadでするのだが、本番でおたおたしないために、この小さな青空市で練習をしておこうと決めたのだ。今の所、自然は私たちの味方をしてくれない。

IBM10Kレースのスポンサーシップは効果的ではなかった

お客さんを寒い戸外で待つのは辛い。 朝7時前、Braker LnのIBM キャンパスに着いた。昨日までの夏のような天気から一挙に気温が下がり、真冬のような天気に加えて強風まで吹く始末。最悪。 テントは昨日のうちに建てて、朝、テーブルとディスプレーを運び込んだ。隣のテーブルでは走る人のためにパワーバーを配り、その反対側のテントには走った後によれよれになった人のためにカイロプラクターが控えている。 カイロプラクターでも疲れを癒せず、また、走り過ぎて故障した足腰(たぶん)用のリハビリセンターのテントもあった。 中庭の中央にはRed Bullのテントが。パワーバーを食べてもパワーが不足している場合には、カフェインのきいたRed Bullを飲んでひとっ走りというイメージだろうか。実際、テントはRed Bullだが、その下ではオーソドックスな自然食、バナナやマフィンをサービスしていた。 デイヴとタイ。テントの前で。この二人は走ったのだが、私はテントでお客さんというか、ビジターを待った。走らないで、そのあたりをふらふらしながら、 「このポスターなんですか?」「何の本ですか?」などと尋ねてくれる人を待っていたのだが、 走らない人はビルのロビーに通じる廊下で寒さを凌いでいて、出てくる気配はなく、走った人はそのまま一目散に駐車場まで走って行くか、待っていた家族や友達と落ち合って帰ってしまった。 そういうわけで、ビジターはたったの二人だけだった。隣のカイロプラクターのテントも4,5人が待機していたが、北風の中でモミモミ(カイロプラクターは揉まずに、押すだけ?)してもらおうという人はいなかった。 8時にレースはスタートして10時前くらいには人っ子一人見当たらなくなって、祭り気分を盛り上げるためにきていたバンドのおじさんたちも「みんなどこに消えちゃったんだろう?」とか、言いながら音響機器を片付けていた。 テントを車に運びながら、「運動と本はあまり相性が良くない。このレースのスポンサーはこれが最後になるかも」とデイヴと話し合った。 それはいいにしても、戸外でモノを売るには天気のことを考えなくてはならない。今月末のブックフェアは州議事堂の庭で行われる。議事堂の中でではない。おそらく、セレブやそれなりに名前の売れ

IBMとMizunoと一緒に10Kレースのスポンサーになった

今週はWine and Food Foundation of Texasのオープンハウス Texas Sake Companyの一回目のバースデーのお祝いに行って、 それから、IBM  Uptown 10K レースにテントを出すことになっている。スポンサーになったからだ。 レースのウェブサイト、 スポンサーのページ にはAsatte PressのロゴがIBMやMizunoと一緒にリストされている。それも、赤字で堂々と真ん中に。 デイヴと息子のタイは今年もこの10Kレースに参加するが、私はテント番だ。 今日、地元AustinのMcCarthy Printからプルーフを受け取った。前に使っていたOn-Demandの会社より、ずっと安いだけでなく、色の仕上がりも良かった。ボーナスだ。 心配していたのはページ数が320と多く、会社を変えると紙の質や厚さが変わって表紙のグラフィックがぴったと合うかどうかだった。心配は杞憂に終わった。 Kickstarterで使ったWine and Cheese:A Love Storyのポスターは既にサポーターに送り、同じポスターを少し小ぶりにして1000枚オーダーを終えている。ポスターだけで売ったり、本のプロモーションに使おうとも考えている。 本と大量のポスターのオーダーが終わって、安心してちょっと気がぬけたような感じ。 Kickstarterのサポーターにポスターを送る準備をしているデイヴ

博士課程の学生が何人も訪れたCareer Expo

月曜日にコンピューター・サイエンスを含むCollege of Natural Science,そして今日はCollege of EngineeringのCareer Expoに参加した。 テキサス大学のErwin Centerはバスケットボールや高校、大学の卒業式が行われるのだが、バスケットボールの代わりにアリーナには沢山の企業がブースを出していた。月曜日は隣が、プロクター&ギャンブル、それにGMとアメリカの大企業が超マイクロな私たちをサンドイッチにしていた。 デイヴが「今日、ここに集まったリクルートの人々はだいたい、時給40ドルくらいだろうから、その人々が6時間いるとして、その経費を集計すると70万ドルくらいになるだろう」と無表情で言った。 「ふーむ」 学生は時間になっても現れずに、 こんな風にしてリクルートの人々が学生を待っていた。 IBMのブース 面白いディスプレーのT3 4階からアリーナを見下ろす。 College of EngineeringのExpoでは4階の廊下にアサインされた。こんな場所に学生が来るのかしらと訝っていたが、案の定、訪れた学生の数は少なかった。 しかし、、、 驚くことに、Asatte Pressのウェブサイトに行って、興味がある、面白そうだと訪ねてくれた学生が何人かいた。その中でも宇宙工学を専攻している一年生は抜きんでていた。プログラミングランゲージだけでなく、アップルとAdobeの確執、データベースなどのことをデイヴと話してフォローしていた。 思わず、 「この夏にあなたみたいな人が来てくれたらすごく良かったのに」とつい漏らして、 「でも、まだ大学には入っていなかったのよね」と付け足すと、 「高校で3年くらいプログラミングをしていました」と当たり前そうな表情で答えた。レジュメを見ると、どこか理数系のマグネットスクールらしき高校(名前から察して)に通っていたようだ。 デイヴが「Kickstarterでやる気のある、良質のベータ―テスターを集めたい」とプランを説明すると、 「すごくいいアイディアだと思う」と目が輝いた。20歳前だよね。 他に、2010年に卒業してスタートアップに参加したけれども、将来が見えないので、他に鞍替えしたいと訪れた人がいた。 「そ