10月18日のイギリスSunday Timesにアマゾンの偽レビューの記事が載っていて興味深い。 昨今は何を買っても、暫くすると、商品についてレビューを書いてくれとメールが入る。ホテルやレストランの星をつけるの違い、本については例え面白かったとしても、時間を割いてまでレビューを書こうとする人は多くはないだろう。それだけに、レビューが上手に書かれていて、その数が多ければ、アマゾン書店のトップに出てくる確率が高くなる。そして売れる確率も増す。 という訳で、偽のレビューアーを雇って書かせる人間が後を立たない。少なくとも、今回アマゾンは千件以上を裁判に持ち込んだのだという。 実験的に、Sunday Timesは”Everything Bonsai"という本をゴーストライターに書かせて、56ポンド(約1万円)をプロのレビューアーに支払って書いてもらったら、その本はベストセラーにリストされたのだそうだ。 たったの1万円程度でベストセラーにできるのなら、私だってと思う作家や出版社がやらせ5つ星のレビューを買っていても不思議はない。 アマゾンとやらせ業者はいたちごっこというか、もぐら叩きの競争をしている。ここで、アマゾンの言う「やらせ」や「さくら」は友達も含まれていることが分かった。 私もそうだが、書いた本は友達に先ず読んでもらって、レビューを書いて欲しいと思うのだが、それはブロックされるらしい。フェースブックで、「皆さん、お願いね~」などと頼んだものは軒並みブロックされてしまうのだろう。バイブルについて書いた作家は友達が書いたくれたレビューがアマゾンにブロックされた後、$25を払って、5つのポジティブなレビューを買ったのだそうだ。 アマゾンがブロックするという事は、ソーシャルメディア、電子メールアドレスなどの情報から、個人の関係を掴めるという事ですね、怖くはありませんか。アマゾンはレビューの信頼性を確保するためには、どうしても効果的なもぐら叩きをする必要があるのでしょう。 門番をしているのはコンピューターなので、そのシステムを騙す事さえできれば、この先も同じような事が起きるだろうし、また、悲劇的に何かの理由で、コンピューターが偽レビューと判断して、そういう不正な事をする人はお断りです、とアマゾンストアーから外されてしまう作家や、店主が出て
Texas Hirame at Asatte Press Inc, Austin,Texas