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11月, 2012の投稿を表示しています

Boy Scouts Popcorn Fundraiser - Social Skill 養成プログラム

Annual Boy Scouts Popcorn Fundraiser ドアを開けると、小学生の男の子がボーイスカウトのポップコーンの袋を持って立っていた。 「ポップコーンが届いたのね」 「はい!!」と元気よく返事をするが、それ以外のことは言わない。一緒に付いて来た妹が、 「あのね、Thanksgivingにはママの家族が来たの。沢山の人が集まったのよ」と、ポップコーンには関係ないが、会話の空白を埋めるように私に説明した。お父さんが、 「言わなくてはいけないことがあるだろう」と男の子に促すと、これから重要な案件について報告しますと言わんばかりに、大きく一呼吸して、 「ポップコーンの売り上げの70%はボーイスカウトの活動のために使われます」と説明した。 彼はこの説明の内容を全く理解していないだろうし、説明の必要性も分かってはいないだろう。が、ポップコーンを買ってくれた人にはそれを言うようにスカウトマスターから言われていたのだろう。とにかく、オーダーに従ってやるべきことをやった。 今にして思う。私は我が家の子供たちのせっかくのソーシャルスキルの訓練チャンスを逃してしまったと。デイヴはいつも忙しかったし、子供と一緒にドアを叩いてモノ売りをするなんてとんでもないことだったろう。 毎年この時期になると、ポップコーンを売る必要があった。ボーイスカウトの年中行事で、確か、幾らくらい売るか、ターゲットが課せられたと思う。男の子二人が同時にボーイスカウトをしていたので、私の友達と「バーター取引」のように、「じゃ、私があなたの息子さんから買って、あなたがうちの子から買って」というようなやり取りをして、残りは自分で支払って目標額を達成していた。 馬鹿なことをしたものである。子供たちはそれを見ていた筈だ。 本来は子供が自分で近所を回って注文取りをする筈が、子供が乱暴をされたり、危険な目に会う可能性があるので、必ず親が一緒に行くように、と注意されると、それは親の「お仕事」になった。中には職場の同僚に一斉にEメールを流して注文取りをするような親もいた。 しかし、よく考えてみると、子供がよその大人に ‐ 挨拶をして ‐ ファンドレイザーの趣旨を説明して ‐ 買ってもらう(達成感を味わう) ‐ 断られる(ふて腐れずに続ける) ‐ 挨拶をする

Social Commerce - FancyのBlack Fridayのお値段リスト

Social Commerceの Fancy にアカウントを持って数週間が経つが、最近セールのお知らせメールが幾つも幾つも届くようになった。今日はアメリカ中がどういう理由かショッピングをしないといけない日、Black Friday! 20%ディスカウントのコードが送られてきた。 Saleのカタログを覗いてみると、あるわあるわ、Rolexの時計からAlexander McQueenのレザーコート、グリルのミトンがランダムに一緒にリストされている。 愉快だ。 明らかに値段やブランド、商品の使い道でカタログを分けてはいない。 Rolexの時計 $7550 Zaraのセーター $80 Ralph Laurenのレザーパンツ $2398 Kuhnrikoの泡だて器 $30 Christian Loubutinのサンダル $1000 DIY 計算機 $15 Jaeger の時計 $26000 黒と白のM&M チョコレート $20 犬用の歩行器 など等がだらだらと留まることなく現れる。 これ等はすべての人のアカウントに同じように現れるのか、それとも、こういうものを好きそうな(買いそうな)人だろうとコンピューターが過去のデータから決めて、このBlack Friday用に作成したものなのか分からない。 Rolexの時計は好きでも買えない。私の財政状況は少なくとも把握されてはいないようだ。試しに、Ralph Laurenのレザーパンツをショッピングカートに入れて、クーポンのコードを入れたら、ちゃんと$500ドル近くが値引きされた(そして急いでカートから削除した)。もう後数時間しか残っていないけれども、高価なものを買いたかったらすごいチャンスだ。 それにしても、BBQ用のミトンと、$26000ドルの時計を並列して平然と売っている姿が結構好きだ。

進化するTokyo, Yokohama、80年のままの大阪、70年で静止した木更津

東京、横浜、大阪、そして木更津に行った。 11月9日、JETROに用事があったので、六本木ヒルズに行った。テナントの表示を見てみると、圧倒的に金融関係と中東諸国の、政府にバックアップされているような国際企業が多い、やっぱりなあ。テクノロジーや製造業はここには入っていない(高くて入れないと想像)。 真新しい泉ガーデンタワーには沢山の黒い背広を着た外人がいた。オースティンで背広姿の人々を一度に沢山見ることは稀で、珍しいモノを見て得をしたような気がした。こういう場所で働いている人々は誰彼にかかわらず、勝ち組の、自信オーラを発散しているように見えた。 Roppongi Izumi Garden Tower 泉ガーデンのテナントは圧倒的にクレジ某のような会社だった。何も六本木に限らず、夜の有楽町界隈も銀座もぴかぴかだった。品川ですら、高級そうな街に変わっていて、その昔、駅の高輪口と港南口をつないでいた、びたびたと湿って落書きの多かった通路は跡形もなく、そのことを覚えている人も殆どいないのではないだろうか。この港南口から姉たちの住む木更津にアクアラインを通ってバスで行った。 Shinagawa Station 品川駅朝8時半。背広姿が多い(当たり前)のに感動して写真を撮る。オースティンではこのようにフィットしたスーツ姿など見ることは無いし、日本の若者はずっと洒落ている。傍で大きな白人の男の人が私と同じように通勤風景を写していた 品川駅港南口風景 木更津 はいつ行っても昭和のまま、70年代で動きが止まってしまった。 横浜方面の眺めを楽しむ猫 太田山のてっぺんからは遠く横浜、川崎、それに東京のスカイツリーまでが一望できる。そのような場所があっても誰もそれを使って「一儲け」しようとする人がいないようで、猫ばかりが沢山集まって、眺めを堪能していた。同じ木更津でも金田地区には三井のアウトレットができたというから、そこだけは東京や横浜で見るような、グローバルな最先端の日本が見られるだろう。しかし、駐車場を出てしまえば、相変わらず手提げ袋を下げているオバちゃんがアサリを買う木更津がそこにある。 大阪は動いているけれども、全体に煤けた過去の感じがした。使えるうちはアップグレードする必要はないとでも言う

Social Commerce - Pinterest, Tumblr, Fancyを使ってみて

Facebookは大学生の子供の生活状況を知るのに役立った。 2005,6年頃、Facebookはまだ特定の大学のInvite Onlyのインサークルのためだった。2007年に、長男が大学に入ったあたり、敷居が低くなって間口が広がった。私も子供たちのフレンドにしてもらった。積極的に子供の赤ん坊の時の写真のポストするような嫌がらせはせずに、彼らが家から離れて元気に生活しているかどうかを時たまチェックした。日本の旧友たちと再びつながった。ありがたく、とても有効な社会的インフラだと思っている。億の人間に無料でこのインフラを使わすことができるのはビジネスとして信じがたい。が、頭の良い若者たちは無料と並行して広告代を稼ぎ出すようなビジネスモデルを考えているだろう。 去年Asatte Pressを立ち上げてから、ソーシャル・コマーズに参加している。参加してはいても、「お~い、待って、みんな何やってるの?ルールがよく分からない」と後から追いかけていたのだが、 ‐ このブログに現れるGoogleの広告 ‐ Pinterest ‐ Tumblr ‐ Fancy を実際に使ってみて、やっと凡そのソーシャル・コマーズの形が見えてきた。 Google はもちろん、サーチページに現れる広告、このバナーに現れる広告、ショッピングページなど、ありとあらゆるインターネットのページを自分の広告板にしてしまった。私たちはそれを見ながら、無料で必要な情報を得ている。 Googleのエンジンは、私の動向を知っている。例えば、私が Fancyのカタログページに , ドイツのおもちゃを お気に入り(Fancy)にしたとたん、Fancyとこのブログとは繋がりが無い筈なのに、ストーカーのようにブログのバナーにこのおもちゃの広告を載せだした。 このおもちゃ会社がGoogleに広告料を払っているのか、それは定かではないが、何か、Googleの行動は思い込んだらどこまでも追いかけて行くという、内向性が感じられる。また、Googleのクッキーは今、私が何を見て、何を好きなのか知っているので、このおもちゃをバナーに出して、「クリックしろよ、買えよ」とささやいているわけだが、そのささやきに負けて、私が自分のブログの広告をクリックした途端、私はGoogleの広告プログラムから追い出されてしま

Oxford大学の入試プロセス(あるアメリカ人学生の場合)

最近出版したSystematic Martini Lifestyle を Oxford大学の学生に送付したのは先週のことだ 。 あて先はデイヴのUC San Diego時代の親友エリックの息子さんだった。学生時代はつるんでいた二人も、「大人になった」ら其々の人生を生きるのに忙しく連絡が途絶えた。それを復活させたのは(昨日二人は2時間Skypeで話していた)、エリックではなく、息子さんだった。 息子さんは何度も父親の学生時代の話で出てくるデイヴが今何をしている人なのかサーチしたのだろう、それをエリックにメールで知らせたらしい。そして、友情復活、シャンシャンというわけだ。 我が家はアメリカと日本を往き来していたが、エリックの家族はアメリカとオーストラリアだった。デイヴの話によると、5年住んだ後にアメリカに戻ってきたが、二人の子供からAussieのスピリットを抜き取ることはできなかったようだ。お嬢さんは高校に入るなり外国人クラブに入部して(そこに所属することが居心地よかったのだろう)、その後オーストラリアではなく、オーストリアに交換留学したのだそうだ。 息子さんの方はお姉ちゃんが交換留学するなら、自分もとやると自ら交換留学することを決めて、中国の田舎の学校を選んだのだそうだ。アメリカ人など皆無の学校で一年過ごして、オレゴンのユージンに帰ってきた後のことは聞いていない。二人が同時に留学したのは、お姉ちゃんの高校最後の年を家で一緒に過ごせるように、というからとても仲の良い兄弟なのだろう。 どうしてOxfordに行きたかったのか、そのあたりはデイヴもエリックも話さなかったのかもしれないが、聞きそびれた。 入学の申し込みが済んでから(どのようなペーパーワークが必要だったのか、わからない)、暫くたって、大学側から、 ‐ 0月0日の何時にインタビューをするから、来なさい、と連絡が来た(=Oxfordに出かけて行けなければアウト) ‐ 息子さんはユージンから、ロンドンに行き、バスに乗って何とか学校に行きついた ‐ インタビューの部屋に入ると、中には3人の教授がいた。「黒板に書かれた命題を解いて、それを説得しなさい」と言われて、彼は興奮して、やり通した ‐ 答えは間違っていたかもしれないが、兎に角、「楽しかった」のだそうだ ‐ 入学許可 というプロセ

Texas の9つの大学Career Fairで見えたもの

University of Texas at Austin  Business Engineering  Natural Science  Liberal Arts Architecture Communications St. Edward's University, Austin, TX Univeristy of Mary Hardin Baylor, Belton, TX Texas State University,  Mass Communications, San Marcos, TX 10月は9つのCareer Fairに出かけた。2013年のインターンシップのリクルートが主な目的だったが、会社の認知度を高める目的もあった。出店料じゃない、登録料は上はUTの理系の500ドル前後、下は「来てください」とお願いされたみたいな登録料ゼロの建築。残りは雇用市場の需要・供給関係で決まるみたいだった。学生から受け取ったレジュメを見て、どんな学生がいるのか雇い主の目、同世代の子供を持つ親の目で学生を見ることができ、また、同時に大学、それにブースを出している企業の動向を垣間見ることができて興味深かった。 4つの大学を訪れたのだが、建築・住宅産業の低迷をよそに、大学は未だに建築ブームだった。他人事ながら、「こんなに大風呂敷を広げて、この施設を維持する経済的裏打ちがあるのだろうか」と心配した。たいてい成功した卒業生は学校に寄付をする時に「俺の名前を冠して新しい建物を建てろ」とは言うけれども、「維持費が大変だろうから、その為にお金を寄付するよ」などとは言わないだろう、などと余計なことを考えた。大学は今、バブルにある。 雇う側に人気のある、テキサス大学工学部のCareer Fairなどは、ただで渡されるTシャツを集めて回ったら、この先当分、自分で洋服を買う必要がないのではと思えるほど各企業がただのものを学生に渡していた。同じテキサス大学の中でも、景気の停滞している建築業界のCareer Fairはブースを出している会社がことのほか少なく、ボールペンすらテーブルに並べていない。工学部の賑わいとは格段の差がでた。 私たちの会社は建築会社でもなければ、設計事務所でもないのだけれど、この夏休み中に二人のインターンをグラフィックアーティスト