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4月, 2016の投稿を表示しています

子供のネット依存を正すためにスマホ使用禁止。一方、小学生がパイソンでコードを書く。

九州のある私立高校は、ネット依存症を心配してか、スマホ使用(PCも?)を禁止していると友達から聞いた。 同じ頃、オースティンの友達から小学校5年生の息子さんがパイソンを使ってプログラミングをしていると聞いた。ロボテックにも大いに興味を示して、キャンプに参加もしたと言う。 「生まれた時から、スマホやタブレット、コンピューターに囲まれているので、理数系/文系なんて区切りはなくて、プログラミングは言語の一つという感じ。全く違和感がないみたい。子供の学校は、宿題からプレゼンからネットで、中学生は全員ラップトップで授業を受けている」 とのこと。それが良いのか、どうかは別問題である。 大好きな野球と並行しての活動。息子さんにとっては当たり前の生活の一部で、夢中になってプログラミングをしていたとしても、それはネット依存とは別種のものだろう。こういう柔らかい頭の子供を相手にする先生も正直、大変だと思うが、このような子たちが次世代のテックビジネスの競争者となる。 どうも、日本のその学校のスマホ使用禁止はラインやSMNに時間を費やし過ぎるのと、いじめが理由らしい。危ないから一斉に止めさせるのは普通の人の欲望をモラルでコントロールしようとした禁酒法に似ている。大人はネット使用禁止で余った時間を読書や語学学習などに充てて欲しいと希望しているかもしれないが、その通りになったら、それも怖い。若者は基本、年寄り世代に刃向かって倒していく様にできている。 「マジやめたい」 と本人たちは思っていないはずだ。が、まともな子は成熟していくにつれて 「マジ、他の面白いことを探そう。つまんないチャットしてても仕方ないし」 と考えるに違いないし、石頭の大人と違って情報と上手に付き合って、新しいものを生み出していくに違いない。

4歳の子がテレビより本を選んだ

アメリカ/韓国のハーフの男の子に週に3時間、日本語で一緒に遊び、本を読んでやっている のだが、3回目は随分と慣れたらしく、 「こんにちは。アイスクリーム、おいしい?」 と言ったら、聞かなくても分かるだろう、という顔をして、英語のテレビアニメを消した。 持って行ったクレヨンで、車の絵を描いたり、手をトレースすると喜んだので、ついでに足もトレースしようと言うと、片方の靴下を脱いで紙の上に足を置いた。その後、犬を連れてきて、嫌がる犬の足形もとった。 夕方3時間、変なオバさん(婆ちゃん)がやってきて、一緒に遊ぶというのも疲れる話ではないだろうか。こちらは、一応バイト料程度のお金をいただくので、なるべく楽しく会話をさせたい。 「ミルクはおしっこ。お芋はウンチ」というような話題が彼にとっては楽しい話題らしい。このような話を何度もして、「どうして〜なの?」と繰り返し子どもに言われると、普通の母親は血圧が上昇して、 「はい。分かった。もうそれでいいでっしょ」みたいにして、遮ったりする。私もそうだった。ところが、婆ちゃんになると、 「そうだねー、口を開けて。口の中におにぎりが飛び込んで、お腹をぐるぐる回って、、、それから」 「それから、ウンチ!」 などという会話を何度も繰り返せるのが不思議だ。 絵本を読んであげると、やっぱり膝の上に乗ってきて、「これは何?」を何度も繰り返した。母親が来て、 「テレビを見る?」と聞いたけれども、それはしないで、ずっと本を読んで(読み聞かされて)、眠そうにしていた。テレビから聞こえてくる高ピッチの声より、トロトロした婆ちゃんの声の方が気持ちが良かったのかもしれない。時々、「ともこしゃん」と呼ばれて、くすぐったくて、嬉しくなった。