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7月, 2012の投稿を表示しています

Made in Japanを買ってアメリカで売る

Made in Japanの製品を買ってアメリカで売りたい. 夏の終わりにオープンを目指しているAsatte Pressのウェブストアで「へー、こんなモノがあるんだ!」「愉快!」”Wow" " A ha" と思わず声がひとりでに出るようなモノ、雑貨、文房具などを 売りたい。今、それを探している。 一回、二回使って飽きて捨ててしまうようなモノではなく、愛着の湧くようなモノを探したい。シンプルで、無駄がなく、機能的、そしてユーモアのある, そんなモノに出会えたら幸運だ。 しかし、今時、中国で作られないモノなんてあるのだろうか。 のり弁、ウィンナ、トリ唐揚げ、、、懐かしきアルミの弁当箱、Made in Japanというか、Made in Tokyo デイヴが東京のブックフェアに出かけて、同時期に開催されていた雑貨の見本市で「大一アルミニウム」さんのカタログを持ち帰った。それを見て、早速、頂いてきた名刺のアドレスにEメールを出した。iPhoneのケースにロゴを入れてくれるそうだから、返事をして、とんとん拍子でオーダーを出した。そして、 わかったのは、今時、日本で、それも 東京でアルミのお弁当箱を製造している のだそうだ。 レトロで、クールだ。アメリカのランチはほとんど、サンドイッチが定番で、茶色の紙バッグ(brown bag)に突っ込むか、ランチボックスが一般的。このアルミの弁当箱を、「ランチボックスとして使ってください?」と言っても、???かもしれない。でも、日本で暮らした人、アメリカ在住の日本人が懐かしがるかもしれない。サンプルとして一個だけ一緒にオーダーして到着するのを待っている。 それから、タイタニアムで作られた逆さコマ、何分もじっと静かに回り続ける精密コマをBRANCH STOREで見つけてオーダーした。これらはコマを作るのが本業ではなく、高度な精密さが求められる機械のパーツなどを製造している中小企業の人々が集まって催すコマの競技会のために作られたものらしい。真剣に遊べるところが何ともいい。このコマの競技会を見てみたいものだ。 探し出したらMade in Japanの遊び心一杯のモノがまだまだ沢山あるのではないだろうか。前と違って、オーダーも支払いも短期間のうちにインターネットでできるようになった。あり

Texas Sake Company とSystematic Martini Lifestyle

4月のTexas Sake Companyのパーティー で杜氏のYoed Anisと、 Systematic Martini Lifestyleの本 の話をした。 この本の中で、著者のデイヴはDrink Localというチャプターを入れている。私たちにとってはテキサスがローカルになる。 Splash Page for Drink Local Chapter オースティンの界隈には個人でスタートさせた、地酒の会社が数えきれないほどあって、日本酒はTexas Sake, ジンはTreaty OakのWaterloo Gin, ウォッカはTito'sなど、今は地元だけではなく徐々にテキサスや他州でも知られるようになっている。そうした人たちや、殆ど友達のようにしている、酒屋さんのRajなどを巻き込んで、同じ飲むなら地元から、というつもりで一章を割いた。 別に、世界的に知られたお酒のメーカーを敵視したり挑戦するつもりは全くない。が、作り手に個人ベースで会って話してみると、右往左往しながら、自分のモノを造りだしている熱気がこちらにも伝わってきて、それがアルコールに溶け込んでいるような気がしてくると、やはり彼らの肩を持ちたいのだ。 力強いTexas Sake Company(テキサス酒造)の日本酒、ダーティーマティーニに合う、Treaty OakのWaterloo Ginなど、飲むほどに愉快になる。 22日、本があらまし出来上がったので、「こういう内容で書きますけれどもいいですか?」と許可をもらいに伺った。杜氏は気軽にインタビューに答えてくれて、 工場の中を見せてくれた。 初めにネットを被って、靴のカバーをした。 ずらっと並んだ酒瓶。5合くらいの大きさだろうか。 ラベルをよく見ると、Salinas Veronaとか、Teran de los Riosと書かれているので、何かと思って尋ねたら、それぞれ、仕込んでできあがったバッチに、その昔テキサスがスペインの一部だったころの知事の名前をつけたのだと彼は説明した。こういう遊び心、私はとても好きだ。 この方、インタビューにノートを持って現れた。 一緒に行ったインターンが、いろいろ質問をして、その中でチャレンジは何かと訊いたら、 「これ一つが大きな問題で、これを解決できた

Systematic Martini LifestyleのためのMartiniレシピの研究、水曜日のランチなど

恒例の水曜日のランチ メニュー タンドリチキン、サフランライス ロースト赤ピーマンとナスのサラダ フラットブレッド ネクタリン ベジタリアンの人にはガルバンゾビーンとカリフラワーのカレー 水曜日はみっちりランチを用意するが、金曜日のランチはマティーニの味見をする。完成間近のSystematic Martini Lifestyleの編集のためでもあるが、その一環で、アルコール抜きのマティーニ―のレシピ―を研究している。 この前は夏らしく、マンゴーと桃のピュレーにメキシコ産のミネラルウォーターを加えた。 Non-Alcoholic Mango and Peach Martini

身近にいる若いOutlierたち

Austinのダウンタウンのクラブ街にあるAntone'sでMother Falconのコンサートがあった。このグループのリーダーは私たちの会社、Asatte Pressでグラフィックのインターンをしている。彼はテキサス大学で建築を専攻しているのだが、音楽もプロの域にいる。事実、土曜日に行われたコンサートはAustin Chember Music Festival の出し物の一つで、ライブステージにはチェロ、コントラバスなどが置かれ、演奏者たちはクラシック音楽を何年も学んできた若者たちである。 ところが、演奏曲目はモーツァルトではない。おそらく全員がモーツァルトでもバルトークでも弾けるのだろうが、ジャズに近く、ポップス風でもあり、エスニック風でもありと縦横無尽に音が飛び交うのだが、チェロが、バイオリンが、フルートがそれらの音を作り出している。 リーダーのニックはチェロを主に、そして、ギター、キーボード、ボーカルを担当している。彼が一人でやるそのうちの一つだけでもマスターできたら素晴らしいと思うのに、当然という風な感じで、次々に楽器を変えて演奏している。その彼は、グラフィックでも秀でていて、あっと言う間に「こんな風にしてみましたけど、どうでしょう」とアイディアを出してくる。関連するビデオに音楽が必要なら、自分で作曲して演奏もしますと当たり前のように言う。 苦労してやっとのことで作り出した、という感じがない。自然に、湧き上がってくるアイディアをそのまま、コンピューターの画面に置き換えているというようだ。音楽も同じだろう。こうなると、今まで、映像制作など、何人もの人がかかってしていた事を一人で、創り上げてしまうことが可能だ。 アートやクリエイティブな仕事では少数のアウトライヤー、統計学でいうところの平均値から外れた、突出したタレントの持ち主がますます大きな仕事をするようになるだろう。大人数は必要がなくなって、フットワークの軽い、そしてネットワークを持つ、現代ダヴィンチが社会を引っ張っていくようになるだろう。そういう人たちが敢えて引っ張っていくつもりはなくても、他がフォローする形で結果として引っ張っていくことになるのではないだろうか。大きすぎる組織は決断が遅くて才能のある人たちが逃げ出すか、寄り付かないようになるかもしれない。 昔は中

簡潔明瞭な文章なら自動翻訳はかなり正しく意味を伝えてくれそうだ

自動翻訳に興味が湧いて、同じ意味の文がどのように訳されるのか試してみた。 大昔、受動態を和訳する時に必ず使うように教えられた、「よって」と「ところの」を入れた文は、英語の言葉も違う。 1.私によって書かれた日本語は自動翻訳に適していない。   Japanese was written by me is not suitable for automatic translation   2.私によって書かれた日本語は自動翻訳にてきしていない。   Japanese was written by me is not suitable for automatic translation.   漢字で「てき」していないと書かなかったにもかかわらず、漢字で書いたものと一字一句違わずに訳された。 ところが、「むいていない」と仮名で書いたら、日本語が剝けなくなってしまった 3.私の日本語は自動翻訳にむいていない。   My Japanese is not peeled to automatic translation 4.私の日本語は自動翻訳に向いていない。     My Japanese is not suitable for the automatic translation.   この文体が一番自動翻訳には向いているようだ。 5.私によって書かれた日本語は自動翻訳に適していないのである。 Japanese language was written by me is not suitable for automatic translation. 6.私によって書かれたところの日本語は自動翻訳に適していないのである。 Japanese language was written by me is not well suited to automatic translation 7.私によって書かれたところの日本語は自動翻訳にむいていないのである。   Japanese language was written by me is not well suited to automatic translation. 8.私によって書かれたところの日本語は自動翻訳に向いていないのである。 Japanese

英語の自動翻訳では私はオニギリという存在

コンピューターによる自動翻訳は便利そうで、そうでもなさそうだ。私が書いている、こういう日本語は、とんでもなく、支離滅裂な英語に自動翻訳される。 何気なくこのブログに付いているサービスというか、機能の一つ、翻訳ボタンを押してみて驚いた。私はRice ballにされている。南伸坊さんのパートナーか。 6月27日のブログでポットラックに持って行くものを「私は予定通りオニギリ」と書いたものだから、英語では私=オニギリとなってしまった。 オフィスを一人で切り盛りをした、というのは、Kirimori the office in person to one. と訳されていて、あたかも平清盛の親戚、切盛がオフィスに一人佇んでいるかのようになってしまった。 長屋スタイルのオフィスはもちろん、落語の登場人物や江戸の人情厚い人々の世界を踏まえて冗談で言っているわけだが、長屋はtenementに訳されている。19世紀から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパからの移民がアメリカの大都市に大挙して押し寄せ、貧困集合住宅でみじめに暮らしていた。そのような集合住宅がtenementである。ご隠居、八っつあん、熊さんの繰り広げるイメージとは違うのではないか。明るいスカンジナビア家具(IKEA)が置かれた我がオフィスは、tenementからは一光年も離れている。 私が書く英語はかなりめちゃくちゃなJaplishだが、自動翻訳もかなりひどいものである。 自動翻訳は文章全体を読んで意味を把握するのではなくて、頭から一言ずつを、どんどん英語に置き換えていく作業のようだ。上のご隠居などはyour retirementに訳されている。

Systematic Martini Lifestyle完成近し。Asatte Pressの製品第一号

Martini Lifestyle  Splash Page for Chapter7 Shopping for Food Diagram for Chemicals in Mash and Alcohol Content  Title Splash Page  Splash Page for Chapter 12 The Mint Martini ジェームス・ボンドが「ウォッカ・マティーニ、シェークして。かき混ぜないように」と指示した意味は何なのか。 彼が着るタキシードとは何か。 チェダーチーズとブリ―チーズは何が違うのか。 初心者用のワインは何が適しているのか。 社交の場で役立つ情報を提供解説した、”Systematic Lifestyle "がOn-Demand PublisherのLightning Sourceから届いた。著者はデイヴ David J. Hetheringtonだ。 残念ながら、彼の東京行きには間に合わなかった。完成までに至っていないが、7,8割がた終わっているので、一度実際に印刷に回してみた。色や文字の具合を見てみたかったのだ。配達されて、まず、カバーがしっかりと期待通りに仕上がったので喜んだ。これは、5月にUTの建築を卒業したばかりのインターンが一人で作り上げた。前のバージョンよりは、デイヴが思い描いているSystematicな雰囲気を盛り込むことができた。設計や建築で使用されるソフトを使ったようだ。 私はその下の地図の上に食べ物の写真が載っているものと一番下のミントマティーニのスプラッシュページを作った。まず、写真を一枚一枚全部撮って、それをPhotoshopを使って組み合わせた。アルコールについて説明している図は、美術専攻でアイコンやロゴを作るのが得意なジェイソンがデイヴの指示を受けながら描いた。主にIllustrator を使っていた。2ページにまたがったタイトルページは建築専攻のマルチタレントを持つニックが自分で考えてデザインでぃた。というわけで、都合4人がグラフィックにかかわり、デイヴが本文を書いた(まだ、書き終えていない)。 この本は大学生から20代後半くらいまでの男子をターゲットにしたライフスタイルのマニュアル本だ。近所の友達に見せたら「ああ、

Millennial 10 + Substitute President

デイヴが東京ブックフェアに行くため昨日2日にオースティンを発った。10日まで一人でインターンたちをマネージする。出発前に、彼が一人一人の課題をMantisで示しているので、やるべきことははっきりしているが、何しろ、若者だけを扱うのはこれが初めてだ。私は随分前、東京の航空会社で働いていた時に、毎朝ブリーフィングをしたが、相手は殆どが30歳以上だったので働き方が随分と異なる。 心配した割にはMillennial 10は黙々と(粛々とと言う人もいるかもしれない)やるべきことをやって、5時になると、ぱっと散ってオフィスを出た。普通は同じ部屋のインターンを相手に、 「ウェート・トレーニングをした後にはプロテインがどうたらこうたら」と話している人も今日は声を発てない。 デイヴがいないし、5日と6日はMillennial 7( 或いは6)+私の、もっと静かな日となりそうだ。 ところで、Millennialが大勢のMillennialをマネージしているケースが身近にあるが、彼のちょっと年下Millennialに対する印象は興味深かった。 我が家の末っ子はUSNA(米国海軍大学)で3年目を終えて、最終学年を迎えようとしている。5月末から始まった一か月に亘る自分の海兵隊の訓練を終えて、今は6月28日に入学した新入生の特訓をしている。たったの21歳だけれども、既にマネージャーの目をしている。 このPlebeと呼ばれる新入生はやたら上級生に怒鳴られることになっている。これを、普通の大学のフラタニティーが訓練されずにやるとHazingと呼ばれるかもしれない。  入学日(6月28日)や、その後の2,3日は気分が高揚するのと、緊張とで、上級生に何を言われても、怒鳴られても、何時に起こされても文句を言う気にもならないし、その暇もない(らしい)。  2か月ぶり近くに、彼から電話があって、下級生をどのように扱うかを話し合った時にはなるほどなあ、と感じた。 彼曰く、 「今時(自分だって今時の若者なのに)の子は、めったやたら怒鳴ると貝のように押し黙って、自分の殻に閉じこもってしまう。怒りを顔に出して、気持ちを外に向けるようならまだいい、でも、このように閉じこもってしまう子たちに矢鱈目ったら怒鳴っても逆効果なのかもしれない。僕は、何をやろうとしているのか、その目的を説明して、スケ

週末返上で働いてくれたインターン

明日の朝デイヴが東京に発つ。東京ブックフェアに行くのと、久しぶりに友達と旧交を深めるのが目的だ。 残念ながらLightning Sourceに印刷の注文を出していたた本は間に合わず、July 4thの休日明けに配達されるらしい。明日中に配達されるならホテル宛にFedexで送ろうと考えていたが、それもできない。 他に持って行くポスターや、ブローシュアはなんとか揃えたが、そのプリントクオリティーも完璧とは言い難い。それもあって、金曜日はちょっとめげた。そんな帰り際に、 「私、明日オフィスで仕事をして、iPhone Appのデモを何とか終わらせたい」と言うインターンがいる。 彼女は車を持たないので、私が送り迎えをすることにした。朝、10時から午後6時半までずっとやっていたけれども、どうしても上手くいかない。 「デイヴのiPhoneのモデルが古いからかもしれない、私のiPhoneで試した時には上手くいったのに。私、うっかり電話を持ってくるのを忘れてしまったから、ともこのMac Bookを借りて家で調べてみたい(彼女はPC使用者でMacは会社のものを使っている)」 「もちろん、いいよ」と返事をして持たせた。 「明日、教会が終わってからもう一度オフィスに来ます」というから、 「じゃ、教会でも家でも、どこでも迎えに行くから」と応えて別れた。 約束した時間、ぴったりに電話がかかってきて教会に迎えに行き、オフィスに行くと、さっそく仕事に取り掛かって、自分のiPhoneでAppのデモができるようにして見せた、そして、 「この電話(自分の)をデイヴが東京に持って行って、Appを見せるために使って欲しい」と提案をした。 「でも、あなた電話がなくては困るでしょう。それにとっても大切なものなんじゃない?」と聞くと、 「一週間くらいどうっていうこはないし、それに電話に囚われない生活をいうのも試してみたいし」と答える。 今時の若い人はケータイと一緒に寝るか、傍に置いて寝るらしいから、多くの人にとっては命綱みたいなものじゃないか。 「あなたは良くても、心配だからプリペイドのケータイを買うから、その間はそれを使ってね。そして、デイヴに渡す前に、友達の電話番号をメモしておいて、多分、電話番号は覚えていないと思うから」と言うと、 「確かに」と言って紙に書きとめた。