IRS(Internal Revenue Service アメリカ合衆国内国歳入庁)に行く、電話をすると言って喜ぶ人は皆無に近いのではないか。税の払い戻しのチェックが入っている封筒を受け取るのは嬉しいけれども、それ以外はできるだけ関わり合いたくないだろう。 私は3年毎にForm6166という書式名称のIRSが発行した居住者証明書をもらう必要があり、説明に従って、申し込み費用の払い込み、申し込み等をオンラインで済ませた。去年の10月始めに申し込んだのだが、同じ頃、例のアメリカ政府のシャットダウンが起きた。証明書発行は遅れるだろうと思っていたけれども、1月になっても送られてこないので、重い腰を上げて地元オースティンのIRSに出向いて説明した。電話じゃ埒があかないだろうと予測したからだ。「う〜ん、よく分からないけど、その申込書をコピーして、送っといてあげる」と親切な係の人が言ってくれた。 その紙は着いて直ぐに倉庫の奥深くに箱積みされたのかもしれない。2週間くらいして、ヘルプデスクに電話をして聞いたら「おかしいな、もう送っている筈だけど、じゃ、もう一回送るようにします〜」と言ってくれた。そう言ってくれたけれども、その男の人の話し振りから全面的に信頼できないかもしれないと、私の体が反応した。 今朝、やれやれと思いながらも同じIRSのヘルプデスクに電話をすると、「15分から20分の待ち時間になるけれども、電話を切らずに待つように」と案内の声が流れた。15分もしないうちに、突然女の人の声がして、挨拶もなく、矢継ぎ早に名前や住所、何が欲しいのかなどを問いただした。それが済むと静かになって、私の状況を聞いた。暫く無言のままコンピューターのキーを叩く音だけがして、「前に電話を受けた人が間違った所にチェックしたので、ずっとそのままになっています。今、私が正しい場所にチェックし直してExaminer に回しておきます」と言ってくれた。 「あなたのヘルプをとても感謝します。政府シャットダウンのこともあって、遅れが出ているだろうということで日本サイドに提出するのを待ってもらっているのです」と言ったら、 「これから私がプリントして、郵送できるようにします」と言ってくれた。奇跡みたい。 「本当にありがたい。感謝します」と頭を下げて何度も言うと、 "You are w
Texas Hirame at Asatte Press Inc, Austin,Texas