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コネ、学歴、ピンポイント証書社会のアメリカ

若い友達を話していたら、彼女はヘルスケアの道に進もうと準備をしていた。 「いいと思うわ、これからフィジカルセラピーを必要とする人が多くなるだろうから」と言ったが、話を聞いて驚いた。そのためのコースに入って(医科大学ではない)授業を受けるために、インターンを何時間かする必要があるのだとういう。学校に入ってからインターンをするのが普通ではないか。ところが、現在の大学入試プロセスと同じで、「完璧そうに見える人間」として申し込まないと、入学競争スタートラインに立てない。 入学の申し込みはオンラインでやるので、それにぴったり合うようにしないと担当の人間まで到達しないのは職探しと同じだ。就活ソフトが発達して、何のキーワードを入れたら良いのか、そのレジュメの字数、過去何年分の職歴を書くべきか等々、ソーシャルメディアでディベートが盛んだが、結局、 「一緒に仕事をして既に知っている人、友達」というコネが一番効果的だ。この有名会社に入れるのだから優秀に違いない、という判断で有名会社同士が社員の引き抜き合戦をしている一方、スキルはあってもコネが無いためにくすぶっている人も多い。 別の友達と一緒に、インターンシップのために誰にコンタクトしたらいいかを相談した。話しているうちに、適当と思われる知り合いが思い浮かび、コンタクトをしてみようと言うことになった。 昔だったら、看護婦さん(Registered Nurse)のアシスタントのような人が、徐々に新しく導入される医療機器の使い方を製造元に研修に行ったり、OJTで習ったりしたのだろうが、昨今はそれをコミュニティーカレッジや学校で教えて、証書を出している。 機械の製造者は自前で研修をする必要がなく、教育産業にとって、医療関連のコースは人気のある、金になる分野だから、双方が微笑むことができる。別の友達は取り除いた腫瘍が完全に消えたかを確かめるために、5年間MRIで見てもらう必要があるのだそうだ。一回のMRIのために、自費で払う部分が700ドルと言っていた。保険がカバーされた後だ。カバーされる前の一回のMRIの請求額は幾らだったのだろうか。 教育と医療で国の金庫が空っぽになるかもしれない。

インターンが3年後には立派になっていた

2012年の5月から夏休みが終わるまで、インターンをしていた女子学生 にデイヴが呼び止められたそうだ。 彼女はPRやイベントコーディネイターをしたのだが、大学卒業後は世界展開をしているホテルチェインの予約や顧客サービスに就職をしたと聞いた。何の音沙汰もなかったのだが、デイヴによると、彼女はその後大きなホテルから、地元の高級ブティックホテルに移り、現在はMBAのコースを受けているという。嬉しい。 一緒にインターンをしていた同僚の一人とは今も親しく付き合っていて、そのグラフィックインターンも、アートの中の特殊な分野の大学院に進むのだそうだ。良かった。 大きな事を学ばせることはできなくても、あの一夏はエキサイティングったと後で思いだせる時間を過ごせたら良いと考えていた。大企業が無料で社員に提供するランチとは違うが、ポットラックをしたり、素朴な親睦的な集まりをよくした。 彼らが散った後、どのようになったのか、一部、ソーシャルメディアでしか分からないが、そのうちの一人とは去年はシンガポールで再会を果たした。早速、出来立ての日本語と英語のバイリンガル絵本、 Cooer's Adventures  Escape to Austin  と 既に販売中の ブルシット!Bullshit! を持ってブティックホテルに訪ねて驚かしてやるつもりだ。彼女も喜んでくれるに違いない。人とのつながりを築けるのはビジネスをやっていく大きな醍醐味ではないだろうか。多くの企業家/起業家は、「ビジネスをするのはお金儲けのためで、人との繋がりなどというセンチメンタルなものではない」と言うだろうが、私はそうではないと考えている。

身近でクラウドソーシング

進行中のバイリンガル絵本の絵や文章のフィードバックが欲しかった。昔だったら、その手の専門業者にお頼みしたのだろうが、私は、AustinのSMNを通じてお願いを出した。 「お母さん、子供、昔子供だった人、その他誰でも。試し刷りの本を見て、感想を聞かせてください」 と出したら、あっと言う間に手を挙げてくださる方達が、本を見て、触って、読んで ストーリーの流れがわかりにくい わからない言葉がある 子供の目線なのか、語り手は何歳くらいなのか、ターゲットは何歳くらいなのか 表紙のタイトル ・レイアウトにもう一工夫が必要 というコメントを出してくださった。それに、ディスカッションしながら、言葉使いも変えたりした。日本語では、子供が話す自然な話し方をどうしたものか等、話が盛り上がった。 小学校2年生のアメリカ人の女の子は具体的に「これは良い」「ここはこう直した方が良い」と指摘してくれて、 「できあがったら、Miss Jordan(彼女の小学校の司書)に見せると良い」と教えてくれた。 「Miss Jordanを紹介してくれる?」と聞くと、 「もちろん! それから、"Helped by Nicole"と本に書き添えてくれたら嬉しい」 と言った。 彼女の将来の仕事はパブリックリレーションでしょう。 絵を描いたり、文章を書くのは一人の作業だが、他の人たちがプロセスに加わってくれるのは楽しかったし、有難かった。 Cooper's Adventure Escape to Austin -Japanese English Bilingual

Sunday Timesのアマゾン偽レビュー実験。1万円程度でベストセラーにできることが分かってしまった。

10月18日のイギリスSunday Timesにアマゾンの偽レビューの記事が載っていて興味深い。 昨今は何を買っても、暫くすると、商品についてレビューを書いてくれとメールが入る。ホテルやレストランの星をつけるの違い、本については例え面白かったとしても、時間を割いてまでレビューを書こうとする人は多くはないだろう。それだけに、レビューが上手に書かれていて、その数が多ければ、アマゾン書店のトップに出てくる確率が高くなる。そして売れる確率も増す。 という訳で、偽のレビューアーを雇って書かせる人間が後を立たない。少なくとも、今回アマゾンは千件以上を裁判に持ち込んだのだという。 実験的に、Sunday Timesは”Everything Bonsai"という本をゴーストライターに書かせて、56ポンド(約1万円)をプロのレビューアーに支払って書いてもらったら、その本はベストセラーにリストされたのだそうだ。 たったの1万円程度でベストセラーにできるのなら、私だってと思う作家や出版社がやらせ5つ星のレビューを買っていても不思議はない。 アマゾンとやらせ業者はいたちごっこというか、もぐら叩きの競争をしている。ここで、アマゾンの言う「やらせ」や「さくら」は友達も含まれていることが分かった。 私もそうだが、書いた本は友達に先ず読んでもらって、レビューを書いて欲しいと思うのだが、それはブロックされるらしい。フェースブックで、「皆さん、お願いね~」などと頼んだものは軒並みブロックされてしまうのだろう。バイブルについて書いた作家は友達が書いたくれたレビューがアマゾンにブロックされた後、$25を払って、5つのポジティブなレビューを買ったのだそうだ。 アマゾンがブロックするという事は、ソーシャルメディア、電子メールアドレスなどの情報から、個人の関係を掴めるという事ですね、怖くはありませんか。アマゾンはレビューの信頼性を確保するためには、どうしても効果的なもぐら叩きをする必要があるのでしょう。 門番をしているのはコンピューターなので、そのシステムを騙す事さえできれば、この先も同じような事が起きるだろうし、また、悲劇的に何かの理由で、コンピューターが偽レビューと判断して、そういう不正な事をする人はお断りです、とアマゾンストアーから外されてしまう作家や、店主が出て

クラウドソーシングの翻訳サービス。簡単な英語から日本語への翻訳報酬は1文字10銭程度

ドラえもんの「翻訳こんにゃく」みたいな名前のオンラインの翻訳サービスに登録してみた。だいたい、会社の名前が「どこでもドア」みたいな響きがする。 登録から、テスト、お仕事が簡単に見つかるみたいにウェブ上には説明されているけれども、そうでもなかった。分からなかったが、暫くするうちに、お仕事は速いもの勝ちで、スピードが全てであるようだった。 たまたま、メールを開いたら、今着いたばかりのホヤホヤのリクエストが見つかったので、急いで訳して送ったら(submitボタンを押す)受け付けられた。タイミングの問題らしい。 内容からすると、オークションサイトの説明文や、軽いブログの一部らしかった。だいたい、400~600文字程度で70円程度。全部で3つやって、今、私のアカウントには1ドル62セントのクレジットがある。ただみたいなものだ。 従来の翻訳家、技術系の翻訳はそれなりの知識が必要とされるため、別枠なのだろうが、言語試験にパスすると、もう少しまとまったものができるみたいだ。ということで試しに受けてみた。10時間のうちに2つのニュース記事を訳すのが課題だった。いつも英語と日本語の数字の桁で間違う私は、今回も日本語での桁を間違え、しかも、単位の表示方法が悪かった。 半角、全角、数字の表し方等々、約束事に慣れておく必要があった。ガイドラインに従ったつもりだが、完璧にできていなかった。また、元の文にどの程度忠実にしたら良いか迷って、どうも硬い文になってしまったらしい。「文章をもう少し、こなれた、分かりやすいものにするように」等々の理由でパスできなかった。 そうしたニュース記事などは何度も読み返したり、事実確認、また、日本語では一般的にどのように決まった言い方をするのだろう等の確認をする必要がある。記事一本を訳してどのくらい支払われるのだろうか。 記事を書いた場合にはどうなのだろうか。調べてみたら、「美容、子育てについて文章を書いてみませんか」と題された仕事発注サイトのタスクは、 1日1200字の記事を10本1単位として、1単位あたり1000円の報酬とあった。つまり、1200字の文章が100円だ。ウェブを探しまくって題材を決めて、記事をミックスしてあっと言う間に仕上げるのがコツなのかもしれない。但し、コピペが分かったら即刻解約とあった。 私は月に一度800字

FBフェースブックでブルシットの本は宣伝できない。

「FBは20ドルの広告代を払えば、15万くらいのアカウントにリーチできるようだ」という事が分かって、2000ドルは出せないけれど、20ドルくらいなら試しに「ブルシット!Bullshit!」の写真を貼り付けて投稿しようとしたが、ダメだった。 こういう低俗な言葉の入ったモノはだめです。という理由だ。 本の内容はちっとも低俗ではないんですけど、そこは分かってもらえない。他のソーシャルメディアも程度の差こそあれ同様なのだろう。

「ブルシット!Bullshit!」(テキサスひらめ著)が紀伊國屋書店のサンフランシスコ店で発売開始されました

「ブルシット!Bullshit!」(テキサスひらめ著)が人気書籍の「正しいFUCKの使い方」「正しいBITCHの使い方」の隣に置かれて売られています。 場所は紀伊國屋書店サンフランシスコ店です。紀伊國屋書店さんが送ってくださった写真では、私のブルが他の二冊と一緒にトリオのようにして笑っています。 書籍版が手元に届いたのが一ヶ月前ですから、牛歩ではなく、かなりの速歩でこの理想的な場所に辿り着けたと思います。 Please visit texashirame.com Facebook Texas Hirame

本のプロモーションに孤軍奮闘

3週間、ブログの更新をしていません。その間に、「ブルシット!Bullshit!」の書籍版が配達されて、Amazon.comのアップデートをしたり、親切にも本を買ってくれる友達に配達したり、次のプロジェクトの絵本もやったりと、落ち着きのない多動児のような仕事ぶりでした。 難しいのは、本の存在を知ってもらうことです。 「こういう可笑しな本があるのですが、試しに読んでいただけませんか?」 「はい、いいですよ」 と言ってくださる人は誠にありがたい。 「お世話になったから、差し上げたい」と言うと、 「いいの、いいの、なるべくお金を稼がなきゃ」とチェックを書いてくれる友達がありがたい。 宣伝費に恵まれている訳ではないので、ぼちぼちとやって行きます。送料のかからない電子書籍を無料でダウンロードできるコードを差し上げますよ、と提供しても、 「なんだか、胡散臭そう。変なウィルスがくっついてくるかもしれない」「面倒臭い」と思われるのか、反応はイマイチ。 AppleのiTunes Storeで販売中の電子書籍は音声付きですし、無料ダウンロードをご希望の方は是非、連絡をしてください。(先着10名さま) 連絡先: texashirame.com 書籍、電子書籍の内容紹介についても同じt exashirame.com を参照してください。

テキサスひらめ著「ブルシット!Bullshit!」電子書籍アップデートV1.0.1を出す

「ブルシット!Bullshit!」電子書籍版 v1.0.0をAmazon Kindle storeとApple iTunes storeに出して、約3週間が過ぎた。その間に指摘された言い回しの変更や、何度目を通しても気がつかなかった漢字の変換ミスを訂正して、7月18日にv1.0.1バージョンをアップロードした。 変更が比較的容易にできるところが電子書籍の強みだ。 既存のXMLファイルを訂正して、Amazon Kindle用と、Apple iBooks用のファイルにしてアップデートするだけで購入者に自動的に送信される筈。 もし、お手持ちの購入済みの 書籍が更新されない場合には、ぜひ、連絡をしてください。 連絡先: texashirame.com

起業直後の困惑。インターンのモノグラム

夫と3年前会社を始めて、10人ものインターンが夏に集まった時に、私は明らかに困惑していたと思う。うっすらしたゴールだけで、こんなに沢山の大学生に来てもらってどうするんだ、醒めた私は気を鎮めるために、一人ずつのモノグラムを考えたりしていた。 Please visit: texashirame.co m facebook page: Texas Hirame

デジタルメディアインターンの最終日

Acme Robot 3月から約4ヶ月来ていたデジタルメディアインターンがフルタイムのアニメーションアーティストとして正式に雇われた。デイヴと3人でランチに行き、今まで作ってきた3Dアニメの製作過程とツールを説明して帰った。 7月20日から出社するように言われたそうだ。 毎日お昼頃現われて、夕方6時半か7時まで独り言を呟いたりしながら黙々とプロジェクトをこなしていた。 「こういうイメージのモノが欲しい」と言うと、アイディアをドラフトに起こして、 「こういう感じで、どうでしょうか?」と提案して、 「いいよ」と応えると、私たちが希望した以上のものを作ってくれた。素晴らしい。 細部にこだわって120%くらいの完成度を求めて、なかなか進まない時、「自分の製作物に100% 納得しなくても、時間を優先させなくてはならない時もあるかもしれない。あなたにとっての90%の納得は、相手にとっては110%かもしれない。自分と妥協する事も出てくる」「あなたはスキルを持っている。心配するな」と繰り返し彼女に言った。 これから経験する、若者の集まるゲーム製作のプロセスや、どういう雰囲気なのか、彼女から話を聞くのが楽しみだ。上手く行く事を祈っている。 大学を卒業して初めて就職する26歳の彼女のお給料は、長年のIT経験者が再就職でオファーされたサラリーより、ずっと割がいい。そういう産業環境なのだ。また、働き方も典型的な9時から5時まででなくとも良い。上質なアウトプットを締め切りまでに出せばよいのだ。古い体質のマネージャーは困るかもしれない。 Please visit:   texashirame.com facebook page: Texas Hirame            

テキサスひらめがデジタルメディア・インターンの研修題材になるのか。

夏のインターンは後10日くらいしたら、有名なビデオゲームの会社で働き始めることになっているのだが、彼女は今、私が書いた「ブルシット!Bullshit!」のプロモーションで使おうとしている「ひらめ」の3Dビデオクリップを作っている。 それが終わったら、新たに、別のデジタルメディアのインターンを引き受けるかもしれない。どうも、私を研修題材にしてビデオを作らせるというのだ。若者が出入りするのは刺激があるのだが、気を使う。ことに、何をやってもらうのかが、A からZまでの筋道がはっきりしている場合にはいいのだが、 「なんか、こう、パーッと面白い事を考えてくれない」 と、野球の名選手、長島選手のような説明で若い経験の無い人を困惑させるわけには行かない。 もし、本当に私が研修題材になるのなら、それまでに、 何を意図して どのようなストーリーで どのくらいの長さのビデオを作るのか は最低、考えておかなければならないだろう。また、 私はどのようなプロファイルなのか 何を着て どのように振舞うのか。おちゃらけなのか、真面目な人なのか 喋り方はどうするのか 等、考え過ぎると面白くないものができそうでもある。3年前にインターンとして来た、今はミュージシャンとして活躍しているアーティストは、素敵なアイディアで自分で音楽も作って、演奏もしてくれた。そして、期日にちゃんと間に合うように作ってくれた。奇跡に近い若者だった。

「ブルシット! Bullshit! 」を Kindle とiBooksにアップしました。

テキサスひらめ 著 ブルシット!Bullshit! をiTune storeとKindle Storeで買えるようになりました。 書籍版はこのようなイメージで、これは試し刷りです。 ブルシット!Bullshit! by テキサスひらめ 内容は全9章、Appendix, End Notes, Indexです。 iOS版では音声も入っています。カラーイラストを豊富に入れました。 リンク先は iTune Store iBook  - this is the better version because it contains audio Japan  -  https://geo.itunes.apple.com/jp/book/burushitto!-bullshit!/id1014626032?mt=11 U.S. -  https://geo.itunes.apple.com/us/book/burushitto!-b******t!/id1014626032?mt=11 Germany -  https://geo.itunes.apple.com/de/book/burushitto!-b******t!/id1014626032?mt=11 Kindle  - Japan -  http://www.amazon.co.jp/dp/B010MXA662 U.S. -  http://www.amazon.com/burushitto-Japanese-Texas-Hirame-ebook/dp/B010MXA662 Germany -  http://www.amazon.de/-/e/B010O29NS8 現在はレストランのソフトオープニングのような状態ですが、ご質問などがありましたら是非、お問い合わせください。

デジタルメディアインターンの就職。インタビューからオファーまで3週間。

3月からデジタルメディアのインターンをしていた女性の就職が決まった。彼女は3Dのアニメーションのアイディアから実現までできるスキルを持っているのだが、自分で「そのスキルを売る」には十分ではないと思っていた。 私たちの所に来て、私たちのために与えられた仕事をしながら、 自分が働きたい会社の探し方 カバーレターとレジュメの書き方 申し込みとフォローアップの仕方 インタビューの受け方とフォローアップ などのコーチングを主にデイヴから受けた。自分の部屋にいても、就職活動はできるけれども、効果的ではないのは、「逃げる道」「逃げる理由」が見つけやすいからだ。他人の所に出て来て、 他人にプレッシャーを受けながら、ステップ・バイ・ステップ、やるべき事をこなしていく習慣をつけるのは一人では難しい。 彼女の場合は、4月半ばに幾つかの会社にレジュメを送ると、よく名の知られたゲームメーカーから連絡が入り、電話のインタビューがあった。彼女のバケーションが終わって、6月初めにオンサイトのインタビューに行くと、良い感触だった割には何も返事がなかった。 Glassdoor によると、 最近の傾向はインタビューからオファーまでの期間が前よりも延びて22日だそうだ。 彼女のケースも「この額のサラリーでどうか?」とオファーがあったのは、3週間後の今日だった。雇う側がとても注意をしているのが分かる。

売れる 本・e-book にするために

去年の12月、シンガポールにいた間に、東京のある編集者の方と話すチャンスがあった。本のアイディアを話すと、ゴミ箱行きの情報のように、彼は 「本を売るのは難しい」と話された。 その上で、どのような本を書きたいのかと訊くので、2,3手持ちのアイディアを話すと、 待たずに直ぐに始めなさい。 キャッチーなタイトルを考えなさい。 「あなたは絵を描けるので、イラストを沢山入れなさい」読者の動き方は、タイトル→絵→キャプション→文 の順ですと。 e-book には音声を入れなさい。これはまだ沢山の人ができるわけではありません。 と応えた。 1月にオースティンに帰って、鉢巻をして、言われた通りのことを全部実行した。但し、マーケティングについての効果的な方法は教えてはもらえなかった。 他の知り合いで、暦で物事を判断する方に、ちょっと計画を実行する「良い時期」というものがあるのか、と訊くと、 「e-book は青魚と同じです」と言う答えだった。つまり、「腐る前に売れ!」というわけで、先の編集者と同じ答えだった。 自作の黒いバックグラウンドのリーダーでも見えるヘッドフォン

本の説明 - マーケティングのスタート

「本を書くのは簡単」とは言わないまでも、書くネタがあって忍耐力があれば誰にでもできる。それを売るのは山を動かすくらい大変なことなのだろう。書いた本が売れなければ、書くことは趣味で、よく売れればプロだ。 売るための一歩として、本の説明を書き始める。マーケティングの第一歩だ。 自分の書いた本の説明を人が読みたくなるように短文で書くのは難しい。書き始める前に、要点を書き出した。 150語にまとめる(英語の本だが、そう主張している人がいる) 第三者の視点で、現在形で書く 読者と面と向かって話すつもりで書く 読者の興味を引くものは何なのかを簡潔に説明する "emotional power words" を使いすぎない程度に散りばめる。125語だったら、6-10語 出版社の立場で書く。本について「もっと知りたい」と読者に思わすことが肝要 "Don't include subplots."と言うのは小説に関してだろう

アメリカで日本語の本を書いて売ろうとしている

日本語で本を書いているのだから当然ターゲットの読者は日本人、或いは日本語が分かる人だ。 主体は e-book。当然、アマゾンとiBooksで売ることになる筈。おそらく、友人たち(結構元気なシニア)はiPhoneやiPadを持っているけど、本を読むならやっぱり紙を触りたいという人が多いと思う。それを、 紙の本より安い 文字の大きさを自分の読みやすいように合わすことができる 音声(コンピューター的な無機質な音声ではなくて、友達には誰が吹き込んだかわかるような生の声)を再生できる カラーのイラストが綺麗に出る という点を強調してiPhoneやiPadで読むように勧めるつもりだ。あとは、アカウントの作成やダウンロードの仕方を説明しなくてはいけないと思う。周りに若いモンがいて、親や叔父ちゃん、おばちゃんに教えてくれるといいのだけれど。 それに、作者も購買者もAmazon.com Amazon.co.jp 、iTune storeのアカウントと居住国の何か入り組んだ関係があるのか、ないのか等を調べなくてはいけない。 私はとっくの昔に日本の銀行の口座を閉鎖してしまったので、後悔している。今から新たに開くのは大変だろうと予想している。

E-bookとプリントバージョンの本を同時に作って行く。Kindle, iBook, それにLightning Source。

今年の1月半ばから本を書き始めたが、ワードは使わずにXMLで書いた。自分で作ったアイコン、友達が吹き込みをしてくれた音声ファイル、自分で同時進行で描いて行ったイラストのイメージもファイルに入れた。 6月の初めに色の具合を見るために、Lightning SourceにPDFを送ると、一週間くらいで一冊の本が送られてきた。まずまずのでき。製本、送料で75ドル。 その後、推敲したり、内容を足したり、イラストの場所を変えたり。全てが、XMLのファイル内で行える。Indexもデイヴが同時進行で手伝ってくれた。  プリント用にはPDFで出力すれば、瞬時にできあがりのページの様子が掴めるし、e-bookはキンドル用と、iOS用に変換して(mobi, epub) 、ディバイスにつなげれば、これも直ぐに分かる。原稿、イラストも終えたので、ここで一旦、ファイルをフリーズして、校正をしてくれる友人(東京在住)にワードドキュメントをメールし終えた。ホッと一息。

デジタルメディアインターンのジョブインタビュー

3月からデジタルメディアのインターンをしている若い女性アーティストに、ある有名会社からジョブインタビューのメールが入った。 とてもスマートで、スキルに於いては男勝り、などと言うと「それは男の方が優れている、という前提で話をしているのですね」と注意をされてしまう。確かに3Dのアニメーションやイメージに関して、数学的にデイヴが話しても物怖じしない。 「こういうモノが欲しいんだよね〜」と言うと、 「こんなのですか?」と3Dで作った「何となくを具体化したモノ」を提示してくれる。恐ろしく早い。 ところが、ジョブインタビューの連絡が入ったらパニック状態。電話を今日受けるのか、親と妹とバケーションに行った後に方がいいのか、どのようにメールを返したらいいのか困っている。今すぐだとその会社の事やスキルの説明が十分ではないので心配だと。結局、デイヴに言われたように、バケーションから帰って来てからにしたい、と返事をして了解を得たようだ。10日近く、メキシコの海を見ながらインタビューの準備をするのかもしれない。 デイブは 「4時くらいにメールをして、明日からメキシコに行くので、通信の状況が不確かだ。もし、よかったら帰ってきてからにしたい、と返事をして、変な事を言い出すような会社は例え雇われてもろくな事がないから、弱気になるな」と言っていた。

ディバイステスティング

MacBook, Kindle Fire, Kindle White, Android phoneで、 今書いているものがどのように見えるのかディバイステスティングをした。これを 見ながら、レイアウト、イメージの調整をするつもりだ。 内容もまだまだ。イラストも沢山描いて加えなければならない。そして、その後、プルーフリーディング/編集の作業もあるのだが、だんだん E-bookの形になって行く。

還暦過ぎてもXMLくらいできるのだ

XMLを使って本を書いている。自分で自分の頭をブロックして、できない、と思わない限りできないことはない。 但し、時間はすごくかかる。どこを間違えているのかを発見するのに時間がかかる。最期の</section>が抜けていたのは比較的短時間で分かったのだが、途中の</title>のスラッシュを見つけるのがローガンの私には苦行だった。 「慣れてしまえば、MSワードみたいな、コントロールできないものより、ずっと楽になる筈だ」と傍にいる先生は言う。還暦過ぎのオバサンでも、まだまだ何とかなるものです。

XMLを使って本を書き始める

ブログのHTMLもおぼつかないまま、今度はXMLを使って本を書くようにと言われている。MS-Wordを使って書き始めたのだが、「今までのパートは既にXMLに代えたので、これからは変更、追加、編集などはXMLのファイルを使うように」と。 「データのコントロールがきっちりできて、しかも、簡単だ」 「え~っ」 You can't teach an old dog new tricks!!!

Product Camp Austin 2015に参加。登録料ゼロの有意義なカンファレンスだった

地元オースティンのカンファレンス Product Camp Austin 2015に参加した。 オースティンを初め、テキサスにお住まいの方、このキャンプ(カンファレンス)強くお勧めします。 第一に参加費用(登録料)がゼロ グルメコーヒー無料 ランチも無料 一日の終わりにはハッピーアワーで参加者同士が懇談できる(飲み物有料。スナック無料) 規模が大きすぎずにスピーカーとの距離が近い(物理的、メンタル両方) 会場はテキサス大学キャンパス内のコンファレンスセンター(快適なホテルと同じ) 日頃のビジネス上(ハイテク関係が主)の体験、提案等シェアしたい事があれば、スピーカーとなって参加できるチャンスが他のコンファレンスより高い 参加者が友好的で積極的 午前7時45分に会場に着いて、登録を済ませた後、参加者がすべきことは、壁に張り出されたセッションのうち、参加したい議題を選ぶ事だった。3つのシールが渡されて、40 くらいの候補の下に貼るようなシステムになっていた。 オンラインで登録した時に、「前もってどのセッションに参加したいのか、内容を検討して決めて置いてください」と説明があった。 それが済んで大きい会場に全員が集合すると(150人くらい?)キーノートスピカーの話。エンターテイナーだな彼は。愉快な話で笑って、知らない人同士がリラックスして一日を過ごせるように仕向けてくれる人だ。 自分の肘にできている傷跡を見せて、何故、その傷跡があるのかを話すと(もちろん大笑いするような話)、「あなたにも、傷跡の一つや二つはあると思いますから、近くの人と、そのいきさつを話してください」と言った。ランダムに近くの人と紹介しあって、傷の話をした。2分くらい。 "uncommon commonality"「普通ではない共通性」をシェアし合うと人間関係が深まる "Be playful" 「遊び心。例えば、とんでもない靴下を履く」 そんなちょっとしたことが、人との距離を縮める、というような実行可能なアイディアを披露した。 私が参加したセッションのConversion を高めるウェブサイトについて話した人は、日本に住んでいたこともあり、ランチの時に温泉での失敗談、知床の食堂での思い出を話した。ウェブのことについ

2015年 夏のインターンシップ

Mom and Pop(小さな個人企業)テクノロジーカンパニーの施設・人事・福利厚生・なんでもかんでも庶務の責任者をしている。 人を雇うつもりはなくとも、いつも誰かが出入りしている。ある時にはコンサルタントだったり、ある時には人に頼まれて、テクノロジー見習いが来たり。正式に「2015年、夏のインターンを募集」したわけではないけれど、またしても人に頼まれて、マーケティングのインターンに来てもらうことになった。 偶然ではあるけれども、インドの電子工学を学んでいる学生がインターンシップをしたいと申し込んできた。アメリカやヨーロッパの会社に片っ端からメールを送っているのだろう。他の研究所や企業がどのようにメールを読んでいるのか分からないけれども(読まないで直ぐに削除か、申し込みありがとう、と返事を返すのか)、内容を見ると人柄が想像できる。 このケースはやってもらうとしても、遠隔のインターンシップ。時にSkypeのミーティングもありかな、と考える。 面白い時代になってきた。 日本の学生なども、「日本での就活がうまくいかない」などと、落ち込んでいないで、今の自分、22~25歳くらいの自分は誰なのか、自分は何ができるのかを整理して、就活していない、落ち込んでいる時間にインターンシップでもやってみたら新たな方向が見出せるかもしれない。 このインド人の学生にはYes, No, 提案、何れの返事も出していないけれども、グローバル、遠隔インターンシップなども、これからは可能だと思わされた。 日本の学生さんも縮こまってないで、手を伸ばしてください。

IADC(国際掘削業者協会)のニュースレターより。海上リグで働く人の健康管理と数字

IADC(国際掘削業界者協会)から送られてくるニューズレターを読むのが面白い。日頃はお目にかからない数字(データ)にぶつかるからだ。 今回は陸から離れて海上で石油を掘削している人たちの健康管理がいかに重要か、という話だった。また、それに関連してメキシコ湾岸の海上リグから病気のためにヘリコプターで輸送された人に関する、2008年から2012年までのデータが出ていた。 厳しい環境の下で働くので、高カロリーの食事を摂る必要がある、と従来は考えられていた。しかし、オートメーション化が進み、今までのように体を動かさないでいい人も出てきた。部署によってはジョイスティックを握っているだけの仕事もあるだろう。そういう人がかっての常識で高カロリーのモノを食べ続け、限られた生活スペースの中で過ごしていれば、結果は目に見えている。 仕事に関係する事故や何かより、心臓病、糖尿病から来る医療退避が多かったみたいだ。 平均すると、一回のヘリコプターによる輸送費が5万ドル前後だった。2008年から2011年まで、医療のための退避の数は増え続けていたが、2012年には減っている。何かの対策が講じられたせいだろうか。

ガソリン代、月100ドルから30ドル以下に。タンカーを借りて原油を積み込んで値上がりを待つ人がいる。

2001年のHonda Odyssey を2015年のFITに代えた。たっぷりした体格からフィットした小型になり、しかもガソリンの値段が安くなったものだから、月のガソリン代が去年と比較して、110ドルくらいから、30ドル以下に落ちた。 オバさんは経済を自分の生活に密着したもので理解する。突然の原油価格の下落をサウジの政治的意図、それに伴う、ロシア、ウクライナ、ヨーロッパの地政学的な説明は話としては面白いけれども、そうでもないだろうと感覚的には思う。 世界中の車の燃費が良くなり、小型に乗るようになったら、自然ガソリンが要らなくなって、値段が下がるだろう。航空会社は喜んで、もっとルートを増やして、今迄より燃料を買うだろう等々。エネルギー産業にデイヴがソフトウェアコンサルタントとして関係しているので、急激な値段の変化による影響を聞く。レイオフの話が多い。 上がればいつかは下がる。下がったものは上がる。 安い今のうちに買ってばっちり貯め込んでおけば後で高くなった時にホクホクだ、と思うのは誰しも同じ。もしかしたら政府主導でやっている国もあるかもしれないが、Private Equity Fundがお金を集めて(インベスターを募って)タンカーを借りて原油を貯め込んでいるという記事を読んだ。(Bloomberg Jan.25) それによると、大型タンカーは1日の借り賃が$8,2000ドル。今の原油価格がバレルあたり$45としてデイヴに計算をしてもらった。 すると、普通、大型タンカーは200万バレルくらい積み込めるので、それを1年借りるとして、人件費、諸費用を考えても$30ミリオンくらいのものだろう。タンカーを海に浮かしておく費用はバレル当り$15ドル。1年を待たなくとも再び値が上がり、大儲けできるかもしれない。反対に値段が下がり、1年以上かかるかもしれないし、タンカーを浮かばせている間に嵐があるかもしれなし、海賊に襲われるかもしれないし、そのあたりはギャンブルだ。単純に計算すると、バレルあたり$60以上になる(させる)と計算しているのか。60では儲けが出ないので、少なくとも$70あたりか。 しかし、値段が下がった理由の一つのシェールオイルや新しい掘削に、インベスターがお金を注ぎ込んで、生産量が需要を上回ったからだ、と言われている。なるほど、と初めて知った

Game changer ゲームチェンジャーって?

Game changer Game changer(ゲームチェンジャー)という言葉があっちこっちの経済誌や本で見られる。ごちごちに固まっちゃった業界に自分のルールを持ち込む人たちだ。23歳の息子も職場の自分の部屋にこれを「合言葉」として掲げている。 多くが既得権という蜘蛛の糸に巻き取られているか、早いもの勝ちで、後発者が入りにくいところに頭脳筋で入って行く人たち。 思えば電話会社はその昔、 Google + Facebook だった。大手電話会社の研究所には優秀な人が集まり、おもしろい事をしていた。5センチくらいもある、電話帳を各家庭に配り、宣伝費を集めて、大変儲けていた。「電話番号をお調べするサービス」にお金を取っていた。そういうものは消えて亡くなった。モバイルとインターネット電話でランドラインは益々やせて行くみたいだ。 タクシー業界もUBERに戦々恐々としている。しかし、あっという間にそのシステムが真似をされているみたいだ。こうなると、ゲームチェンジャーもよほど大きな財布を持っていて、早いもの勝ちのルールを確立して、IPの矛と盾で守らない限りゲームを続けられない。やれやれ,大変だ。今迄そういうものだ、と思い込んでいた所に「新しいルールでゲームをやるからな」と切り込んで、回りも「目からウロコ」と言いながら、そのルールを真似て、「今迄そういうものだ」を楽しんでいた人たちは、新しいプレイヤーに取り残されて行く。 よっぽど体力と闘争ホルモン、野獣スピリッツ、それにあたり前だけど頭脳筋に恵まれていないと、ゲームチェンジャーにはなれないだろう。 シンガポールの地下鉄に乗っていて、沢山の行儀のいい若者がスマホを擦っているのを目にした。シンガポールには罰金が多い。車内で飲み食いするだけで罰金が課せられる。駅の構内には、「ビデオで見張っていますからね」というポスターが貼ってあった。 よく知られた通り、どこに行っても綺麗で気持ちがいい。ちょっとしたコソ泥や、他人の財産を傷つけただけでも ラタンの杖のようなもので打たれる(caning)。と、いうわけで、人々が大人しい(礼儀正しい、親切、友好的とは違う)ように思えた。こういう若者たちの間から、既存のシステムを壊して何か新しいモノやサービスを作り出そうという人が出てくるのだろうか。 息子が小学生の時

映画 BirdmanとChefに見るTwitter、Youtubeの使われ方。世代感

BirdmanとChefの2本の映画を立て続けに観た。ストーリーとセッティングは異なるけれども、父親の第二のキャリア展開の挑戦、葛藤、それに新境地を打ち立てて行くところでは共通性があった。また、家族との関係、パッションはあるけれども、不器用な父親をソーシャルメディアを使って子供が助けて行く点も、面白いほど似通っていた。 Birdman Chef 若い頃はノリノリで仕事をしてバードマンにもなった(主演のマイケル・キートンはバットマンを演じたことがある)リーガン。大衆に愛されるスター性は年と共に失われ、忘れられていく。一方、シェフの方は自分の作りたいモノではなく、大衆(客)が好むモノしか作らせてもらえない。そのフラストレーションが爆発してレストランのオーナーから首を切られてしまう。 両方の映画で演劇批評家と落ちぶれ映画スター、フード批評家とシェフを対戦させていた。今のソーシャルメディアの世界では批評家、キューレーター、トレンドセッターたちが勝手に批評して、それが拡散して行く。批評される側はそれに殆ど対抗できない。超ネガティブな批評に対してはリスクマネージメントで対策を抗じるくらいのものだろう。シェフはTwitterの使い方をよく分からないままツイートして、息子に注意されていた。 レストランオーナー(ダスティン・ホフマン)から「お前はクリエーティブなシェフなんてエゴを出さずに、売れるいつものやつを作ればいいんだ」と言われ、批評家からは「若い頃は前線を走って唸らせるようなメニューを出していたのに、この頃は、、、」と批判されて、このシェフはぶち切れるのだが、その一部始終がビデオに撮られて、ソーシャルメディアで拡散され、知られる人となる。(とっても可愛い少年の)息子がそのソーシャルメディア上の人気を次のフードトレーラーの宣伝に使って行く。 一方、Birdmanの方のニューヨークの演劇批評家は「見る前」から、新聞でこてんぱんにやっつけようと思っている。ハリウッドでちゃらちゃらやっていた映画スターが舞台で再出発しようなんて甘いのよ」という理由だ。長年やってきた真の演劇人が、あんたみたいな軽い人と一緒にされちゃ可哀想よ、という所だ。リーガンの「格好悪い、最早、飾る事もできない切羽詰まった姿」が、やっぱりソーシャルメディアで拡散する。 怒り、喜び、

Global Entry Cardのインタビュー。年を取ると指紋の読み取りが難しくなる

Global Entry Cardを申し込んで 半年待って、インタビューに行って来た。担当官は私の指紋の読み取りに手間取り何度もやりなおす。読み取り機の緑のプレートにフィルムを押し当てて前の指紋を拭って「はい、もう一度。60%だ、、、」とか呟いている。くっきりと写っていないのだろう。 ハンドローションのボトルを持ってきて、指につけてから読み取り機に4本の指を並べて置くように言った。その通りにやると、今度は指を墨に浸したみたいに全体が黒くなって、指紋が浮き上がらなかったらしい。 「難しいんですね〜」と言うと、 「朝は指が乾いているんで読み取り難いんですよ。それでローションで試したんですけどね、ほら、車のタイヤのスレッドがあるでしよ、古くなってくると擦り減ってきちゃうでしょ、指紋もおんなじ」 「そうか、なるほどなあ。あと、10年もすると、私の指からは指紋が消えてつるつるになっているかもしれない」 「何か手を使う仕事をしている?」 「キーボードを叩くけど」 マウスの替わりに指で擦るし、スマホやiPad, Kindleも指を使うし、右の人差し指は10年も持たずに、スレッド(指紋)が無くなってしまうかもしれない。この読み取り機の開発が始まった頃には、まだスマホやパッド類が存在しなかったのではないか。ヘビーユーザーの今の若者たちは年取る前に指紋が薄くなってしまうかもしれない。 認証ディバイスを開発する人たちは、気に留めておいた方がいいのではないか。 7、8回試してからOKが出た。その後、入国審査のロビーに置いてあるキオスクに連れて行かれて使い方の説明を受けた。オースティンもロンドンやカンクーンに直行便がある、一応国際空港だ。できたての国際入国ロビーを一緒に歩きながら、礼儀正しい熊みたいな大きな担当官は 「ちゃんと、自分でできるのを確認したから、帰っていいですよ」と、言ってドアを開けてくれた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Facial Recognitionの今 2021年12月 ロンドンから直行便でオースティン着 2022年3月ドイツ・ミュンヘンから直行便でシカゴ着 いずれの場合もグローバルエントリーのキオスクに行き、スクリーンに向かって顔を向けるだけで、個人情報が即刻プリントアウトされて、ものの5分で入国手続きを済ま

不必要なサービスやメンバーシップを見直す

年の初めにメンバーシップやサービスの見直しをした。 会社を初めてからデイヴは様々な技術系の業界グループやネットワークを広げるためのグループの会員になった。その中にはワイン愛好会みたいなモノもあったし、石油掘削技術関係、全米外国語教師会などもあった。長い事メンバーになっている、ハードコアの業界団体のIEEEやオートエンジニアリングに加えて、他の領域の様子も探ろうとしたのだ。 また、沢山のIT関連のサービスもサインアップした。3年が過ぎて、実際、それらが役に立っているかどうかを確認して要らないサービスを切ることにした。 ワイン愛好会の会員はとっくにキャンセルした、というか会費を払わずに自然消滅させた。今は直接関係していない外国語教師会は、ビジネスとは関係なく関係を絶ちたくないという本人の希望でそのまま。 ウェブホスティングや、キャッシングをサポートするサービス、その他諸々のサービスに毎月10〜60ドル程度を払い続けている。一旦、契約すると忘れてしまうようなモノばかりだ。 スモールビジネスではそうしたものが積もり積もると馬鹿にならない額に達する。施設・福利厚生・一切合切マネジャーの私は郵便配達のスタンプ・コムを切ることにした。 ビジネスを始めた頃には実際に製品をウェブストアで売ったり、郵送していたので、スタンプ・コムは必要だったのだ。が、ビジネスをシフトさせて消費者は対象にしなくなったので、最早使うことはなくなった。 解約して残りのお金を払い戻してもらうには、(よく訓練された)強者の担当者にしぶとく対抗する必要があった。しかし、偉いと思ったのは: 電話に出て、「〜の場合には何番を押せ」という振り分けの中に、解約を入れている できるだけ解約させない、残っているお金を簡単に払い戻さない努力をしているが、感じよく説得している しぶとく払い戻しまでこぎつけると、トランズアクションナンバーをよこして、直後にメールによる詳細な説明を送ってきた。 この種のサービスは一旦契約をしたら、プロバイダーは顧客に契約した事自体を忘れてもらいたい、と思っている。毎月、静かにクレジットカードから忘れてしまえるような額のお金を引き落としたいと考えている。たいてい、10~20ドル程度。 「当初は便利だったのですが、今はビジネスの方向を変えたので、使わ

シンガポール、2年半ぶりにインターンと会った

2年前の夏、私たちが会社を立ちあげた時、 インターンとして働いてくれた若い女性 と年末28日に食事をした。 彼女はシンガポールのエリート大学、NUS(National University of Singapore)を卒業後は大手の銀行でアナリストをして、つい最近、別のアメリカの銀行に移ったばかりだ。「コードを書きたいので、それができる職場に移った」と説明した。そして、働きながらコンピューターサイエンスの中でもファイナンスに特化して修士を取るつもりだとプランを話した。 たったの2ヶ月か、そこいら一緒に働いて遠くに帰って行った人が忘れずにいて、連絡をしてくれたのは真に嬉しかった。 「ご馳走します」と言ってくれたけれど、それはデイヴに任せて、彼女にはClarke Quayの北海道アイスクリームをご馳走してもらった。